「モリ」の資料集

・　「モリ」は、単に木の茂る森林の森ではなく、「神聖な森、つまり神社の鎮守の森」を指すことが多い。しかし、東北地方や四国地方の「森」のつく地名は「山」を意味することが多い。福島県会津若松市の白虎隊で有名な「飯盛山（飯森）」などは、森が山を示すということが次第に忘れられ、山が付け加えられたものという。【出典】

■　「森」の語が山を指す地名もあり、東北地方や四国地方に分布する。これは、人の住まない山地が樹木におおわれた森だと考えられていたことによる。秋田県の「三ツ森山「森吉山」、高知県の「堂ヶ森」。【出典】

■　－mori（～モリ）：　山のこと。「雨ヶ森、運玉森、高森」。【出典】
　
・　雨ヶ森（あめがもり）：　高知県仁淀川町
　
・　運玉森：　ウンタマモー、ウンタマムイ。沖縄県西原町。
　
■　モリ：　奥州で、狐山、岡をいう。①森、盛。森が山そのものを指す例は東北地方に最も多く、それに次いで四国地方に見られる。東北地方では、青森県、秋田県にまとまって見られ、青森県、岩手県、秋田県の三県では、岡、小山、塚のように円く盛り上がった小丘をいい、狐の住む塚は狐森、蝦夷の遺物の出土する古墳を蝦夷森（エゾモリ）という。②森、森戸、大森、森山、森脇など森のつく地名は、神社の所在地を意味することが多い。この場合、森はたんなる樹林の場所を示すのではなく、神社のある木立、つまり鎮守の森を指す。【出典】
　
【注意：　個別の掲載地名は表記（訓み）の代表例で、上記の語彙と直接関係の無い場合もあります。】
　

「モリ」の資料集
【参考資料・文献】	【利用上の注意】
名字の由来のTop	地名の由来のTop
名字と地名のMenu