大和言葉での表現
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■ 現代語(漢語・外来語など)から大和言葉への言いかえ。

■ 愛する(あいする): 漢語の「愛」+する
# 大和言葉では、「慈しむ」「愛おしい」「愛しい」「恋しい」「恋い慕う」「慕わしい」「愛でる」などの表現がある。
# いつくしむ(慈しむ): 愛情を持って、大切にする。かわいがる。同義で「愛(いと)おしむ」ともいう。 

■ 飽きる(あきる)
# 大和言葉では、「飽き飽きする」「倦(う)む」「倦(う)まず弛(たゆ)まず」「うんざりする」などの表現がある。

■ 焦る(あせる)
# 大和言葉では、「急(せ)く」「心急(せ)く」などの表現がある。

■ 圧倒される(あっとうされる)
# 大和言葉では、「気圧(けお)される」などの表現がある。

■ 雨(あめ)
# 大和言葉では、「秋雨(あきさめ)」「雨催い(あまもよい)」「卯の花腐し(うのはなくたし)」「お降り(おさがり)」「お湿り(おしめり)」「狐の嫁入り(きつねのよめいり)」「霧雨(きりさめ)」「小糠雨(こぬかあめ)」「五月雨(さみだれ)」「時雨(しぐれ)」「篠突く雨(しのつくあめ)」「日照雨(そばえ)」「そぼ降る(そぼふる)」「梅雨(つゆ)」「通り雨(とおりあめ)」「土砂降り(どしゃぶり)」「菜種梅雨(なたねづゆ)」「涙雨(なみだあめ)」「俄雨(にわかあめ)」「村雨(むらさめ)」「春雨(はるさめ)」「氷雨(ひさめ)」「霙(みぞれ)」「遣らずの雨(やらずのあめ)」「夕立(ゆうだち)」「私雨(わたくしあめ)」などの表現がある。
# 私雨(わたくしあめ): 限られた小さな区域にだけ降る、にわか雨。通り雨。

■ 痛む(いたむ)
# 大和言葉では、「疼く(うずく)」「差し込む(さしこむ)」「痺れる(しびれる)」「沁みる(しみる)」などの表現がある。

■ 田舎風(いなかふう)
# 大和言葉では、「鄙びる(ひなびる)」などの表現がある。
# 鄙びる(ひなびる): いかにも田舎の感じがして、素朴である。「ひな(鄙)」は都から遠く離れた所で、田舎の意味。「びる」は接尾語で、体言や形容詞の語幹などについて、「〜のような状態である」の意味となる。

■ 陰気(いんき)
# 大和言葉では、「暗い」「根暗(ねくら)」
# 根暗(ねくら): 生まれつき性格が悪いさま。また、そういう人。語源は「根が暗い」。反対は「根明(ねあか)」。

■ 運命(うんめい)
# 大和言葉では、「運の尽き(うんのつき)」「定め(さだめ)」「巡り合わせ(めぐりあわせ)」「星の下(ほしのもと)」などの表現がある。

■ 考える(かんがえる)
# 大和言葉では、「慮る(おもんばかる)」「惟(おもんみ)る」「考えを巡(めぐ)らす」「鑑(かんが)みる」などの表現がある。

■ 記憶(きおく)
# 大和言葉では、「うろ覚え」「覚え」「心覚え」「諳(そら)んじる」「胸に刻(きざ)む」「見覚え」「もの覚え」などの表現がある。

■ 国(くに)
# 日出ずる国(ひいずるくに): 日本国の美称。太陽が出る国の意味。
# 日の本(ひのもと): 日本国の美称。太陽が出る所の意味。
# 瑞穂の国(みずほのくに): 日本国の美称。良い稲が多くとれる美しく豊かな国の意味。「瑞穂」は、みずみずしい稲の穂のこと。
# 大和(やまと): 日本国の異称。もとは旧国名の一つ。大和国(奈良県)。現在は、日本固有のものであることを示す言葉として、他の語に冠して、「大和魂」「大和撫子」「大和言葉」のように使う。

■ 雲(くも)
# 大和言葉では、「茜雲(あかねぐも)」「鰯雲(いわしぐも)」「雲居・雲井(くもい)」「雲路(くもじ)」「雲の峰(くものみね)」などの表現がある。
# 茜雲(あかねぐも): 朝日や夕日を受けて、茜色をした雲。「茜」は「茜色」の略で、「アカネ」の根で染めた色で、ややくすんだ赤色をいう。
# 鰯雲(いわしぐも): 白く小さなかたまりがうろこのように並んだ雲。巻積雲のことで、鰯のうろこのように見えることからいう。漁師は鰯大漁の前兆とした。鯖のうろこにも見えることから「鯖雲」、または「鱗雲」「羊雲」ともいう。
# 雲居・雲井(くもい): 雲のあるところ。空。比喩的に、はるか遠く離れたところ、また、宮中、皇居の意味で用いられる。
# 雲路(くもじ): 月や星、鳥などが通るとされる、雲の中の路。比喩的に、はるか遠い道のりの意味でも用いられる。「雲居路(くもいじ)」ともいう。
# 雲の峰(くものみね): 夏の空に白くむくむくと沸き立つ雲。山並みのように白い雲が並ぶところからいう。学名は積乱雲。その形から「入道雲」ともいう。地方により、「坂東太郎(関東)」「筑紫太郎(九州)」「信濃太郎(長野)」「石見太郎(島根)」「四国太郎(四国)」などとも言われる。
※ 坂東太郎って利根川ではなかった?

■ 血縁(けつえん)
# 大和言葉では、「血筋(ちすじ)」「血は争えない(ちはあらそうない)」「血がつながる(ちがつながる)」「血を引く(ちをひく)」「血を分ける(ちをわける)」「同胞(はらから)」などの表現がある。
# 同胞(はらから): 同じ母親から生まれた兄弟姉妹。一般に、兄弟姉妹。同一国民、同一民族の意味でも用いる。「はら」は「腹」、「から」は「族」のこと。漢字は、同義の漢語の「同胞(どうほう)」をあてた。

■ 結婚・夫婦(けっこん・ふうふ)
# 大和言葉では、「奥様(おくさま)」「上さん(かみさん)」「背の君・夫の君(せのきみ)」「妻恋・夫恋(つまごい)」「嫁ぐ(とつぐ)」「花婿(はなむこ)」「花嫁(はなよめ)」「操(みさお)」「身を固める(みをかためる)」「婿(むこ)」「山の神(やまのかみ)」「嫁(よめ)」「割れ鍋に綴じ蓋(われなべにとじぶた)」などの表現がある。。
# 嫁(よめ): 息子の妻。または、新婚の女性。一説には、「よめ」はもともとは、「良い女」の意味で、後に婚姻の日に美しく装った若い妻をいうようになったとされる。現在は、単に男性の結婚相手、自分の妻の意味でも使われる。

■ 幸運(こううん)
# 大和言葉では、「あわよくば」「幸い(さいわい)」「間がいい(まがいい)」などの表現がある。

■ 氷(こおり)
# 大和言葉では、「薄氷(うすらひ)」「氷柱(つらら)」などの表現がある。
# 薄氷(うすらひ): 春先に薄く張った氷。日が差せばすぐにとけてしまうところに、どこかはかなさが感じられる。
# 氷柱(つらら): 雨や雪などの水滴が凍って、棒のように垂れ下がったもの。「垂氷(たるひ)」ともいう。

■ 殺す(ころす)
# 大和言葉では、「危める・殺める(あやめる)」「手に掛ける」「亡き者にする」「屠る(ほふる)」などの表現がある。

■ 最高・最上(さいこう・さいじょう)
# 大和言葉では、「切っての(きっての)」「この上ない(このうえない)」「類無い(たぐいない)」「指折り(ゆびおり)」などの表現がある。
# 切っての(きっての): その範囲で一番の。「球界切ってのホームランバッター」など。
# 類無い(たぐいない): ほかに比べるおのがない。

■ 誘う(さそう)
# 大和言葉では、「誘う(いざなう)」「袖を引く」などの表現がある。

■ 時間(じかん)
# 大和言葉では、「暇(いとま)」「一時(ひととき)」「暇(ひま)」「間(ま)」
# 暇(ひま): �,△襪海箸鬚垢觧�間。間。��特にすることがなくあいている時間。自由に使える時間。形容動詞になると「いとま」という。

■ 自分(じぶん)
# 大和言葉では、「手前(てまえ)」「己(おのれ)」「私(わたし)」「我(われ)」などの表現がある。
# 手前(てまえ): 自分のへりくだった言い方。古風な言い方。二人称で、お前の意味で、相手を見下して「失敗したのは手前のせいだよ」のようにも用いられる。「てめえ」は非常にくだけた言い方で、自分、相手ともに言う。
# 己(おのれ): 自分。自分自身。一人称以外に、二人称として、おまえ、貴様の意味で、「それはおのれの責任だ」「おのれ、今にみておれ」のように、相手を見下したり、ののしったりする時にも用いられる。
# 私(わたし): 自分。「わたくし」の転。「わたくし」は改まった言い方で、日常的には「わたし」を用いることが多い。複数形は「わたしたち」「わたしども」、改まった言い方で「わたくしたち」「わたくしども」という。
# 我(われ): 自分。自分自身。改まった言い方で、成句で用いられることが多い。複数形は「我我」。俗に、おまえ、の意味で、「我はいくつだ」のように用いる。

■ 死亡(しぼう)
# 大和言葉では、「息を引き取る(いきをひきとる)」「事切れる(こときれる)」「冷たくなる(つめたくなる)」「亡くなる(なくなる)」「はかなくなる」「身罷る(みまかる)」「むなしくなる」「目を瞑る(めをつむる)」などの表現がある。
# 身罷る(みまかる): この世から去る。死ぬ。身がこの世から身罷る(いなくなる)の意味。古風な言い方。敬語の「身罷られる」は、位の高い人や高貴な人に対して用いられることが多い。

■ 霜(しも)
# 大和言葉では、「霜の花(しものはな)」「強霜(つよしも)」「初霜(はつしも)」「忘れ霜(わすれじも)」などの表現がある。
# 霜の花(しものはな): 地上に降りた霜が白くて美しいさまを花にたとえていう語。
# 強霜(つよしも): 寒気が激しいころに降りる霜のこと。霜は大気が冴えわたり、晴れて風も無い夜に降りる現象で、極寒の朝には、霜が深く降りているのをみる。そうした霜のことで、「深霜(ふかしも)」「大霜(おおしも)」ともいう。また、霜が降りた日の晴天を「霜晴れ」という。
# 初霜(はつしも): その冬初めて降りた霜。
# 忘れ霜(わすれじも): 春の終わりころに降りる霜。春暖かくなっても、急に気温が下がって霜が降りることがあり、最後の霜の意味で、「別れ霜」「名残の霜」ともいう。

■ 謝罪(しゃざい)
# 大和言葉では、「謝る(あやまる)」「平謝り(ひらあやまり)」「泣きを入れる」「詫びる(わびる)」などの表現がある。

■ 就寝(しゅうしん)
# 大和言葉では、「床に就く」「休む」などの表現がある。

■ 十二か月
# 睦月(むつき): 陰暦の一月。「むつびづき」ともいう。一説には、新年を迎え、お互いに行き来して仲睦まじくする月の意味とされる。
# 如月(きさらぎ): 陰暦の二月。一説には、寒さが厳しく、衣(きぬ)を更に重ねて着るという意味で、「衣更着(きさらぎ)」からとされる。
# 弥生(やよい): 陰暦の三月。一説には、草木がますますはえのびるという意味で、「弥(いや)生(お)い」からとされる。
# 卯月(うづき): 陰暦の四月。一説には、「卯」はウツギのことで、卯の花が咲く月であることに由来するとされる。ほかに、「苗植え月」の転とする説など、諸説ある。
# 五月(さつき): 陰暦の五月。「皐月」とも書く。早苗を田に植えるころで、「早苗月(さなえづき)」の略とする説の他、「さ」は神の意味で、農事の神の月の意味とする説など、諸説ある。
# 水無月(みなづき): 陰暦の六月。水を田に引く月、「水の月」の意味。「な」は、「の」の意味の格助詞で、「水無月」と書くが、水が無い月という意味では無い。
# 文月(ふみづき): 陰暦の七月。稲の穂がふふむ(含む)月の意味から、また、七夕にふみ(文)を供えることから、など諸説ある。「ふづき」ともいう。
# 葉月(はづき): 陰暦の八月。葉が落ちる月の意味で、「はおちづき」の略とするほか、稲が穂を張る月の意味で、「ほはりづき」の略とするなど、諸説ある。
# 長月(ながつき): 陰暦の九月。「よながづき(夜長月)」の略。また、「いなかりづき(稲刈り月)」の略など、諸説ある。菊の花が咲くころであることから、「菊月」ともいう。
# 神無月(かんなづき): 陰暦の十月。俗に、全国の八百万の神が会議のために出雲に集まり、諸国には神が居なくなることからいうとされる。神々が集まる出雲では「神在月(かみありづき)」という。なお、「な」は格助詞の「の」で、神を祭る「神の月」の意味とする説もある。
# 霜月(しもづき): 陰暦の十一月。「霜降り月」の略とするほか、霜で野菜などがしおれて傷むことを古くは「しもげる」といい、しもげる月の意味とするなど、諸説ある。
# 師走(しわす): 陰暦の十二月。一説には、この月になると、伊勢の御師(おし)が来年の伊勢神宮のお礼や暦などをもって、家々を回ることに由来するという。また、「師」は僧侶のことで、仏名会などで、僧侶が忙しく走り回るからとも言われる。

■ 出産・誕生(しゅっさん・たんじょう)
# 大和言葉では、「産声を上げる(うぶごえをあげる)」「生す(なす)」「身二つになる(みふたつになる)」などの表現がある。
# 身二つになる(みふたつになる): 妊婦が子供を産む。子供を産んで、体が自分と子供の二つになるという意味。

■ 住まい・道具
# 大和言葉では、「上がり框(あがりかまち)」「居間(いま)」「甍(いらか)」「勝手(かって)」「厨(くりや)」「敷居(しきい)」「仕舞屋(しもたや)」「釣瓶(つるべ)」「寝床(ねどこ)」「寝間(ねま)」「憚り(はばかり)」「花筐(はながたみ)」「火熨斗(ひのし)」「襖(ふすま)」「湯船(ゆぶね)」などの表現がある。
# 勝手(かって): 台所。通常、「お勝手」という。一般的には「台所」、あるいは「キッチン」ということが多い。なお、台所の出入り口を「勝手口」という。
# 仕舞屋(しもたや): 商店ではない、普通の家。「しもうたや」の略で、商売をやめた(仕舞うた)家の意味。もとは、商売をやめた家、また、商売をしないで金利や財産で裕福に暮らす人やそうした家のことをいう。

■ たくらむ
# 大和言葉では、「企てる(くわだてる)」「仕組む(しくむ)」「企む(たくらむ)」「図る・謀る(はかる)」「寝刃を合わす(ねばをあわす)」などの表現がある。
# 企む(たくらむ): よくないことを計画する。「巧(たく)む」ともいう。
# 寝刃を合わす(ねばをあわす)」: ひそかに悪事を企むこと。「寝刃」は切れ味の悪くなった刃、「合わす」は研ぐこと。本来は、切れ味の悪い刃物を研いで切れるようにすることをいったが、「寝」から連想して、人が寝ているときにひそかに刀を研ぐという意味に解釈し、さらに比喩的にひそかに悪事を企むという意味で使われるようになった。

■ 短時間・瞬時(たんじかん・しゅんじ)
# 大和言葉では、「追っ付け(おっつけ)」「片時(かたとき)」「暫し(しばし)」「暫く(しばらく)」「既の所(すんでのところ)」「立ち所に(たちどころに)」「忽ち(たちまち)」「玉響(たまゆら)」「束の間(つかのま)」「俄に(にわかに)」「瞬く間に(またたくまに)」などの表現がある。

■ 長時間(ちょうじかん)
# 大和言葉では、「絶えて(たえて)」「久しい(ひさしい)」「久し振り(ひさしぶり)」「久方振り(ひさかたぶり)」などの表現がある。

■ 続く(つづく)・継続(けいぞく)
# 大和言葉では、「止め処ない(とめどない)」「のべつ」「引きも切らず」「引っ切りなし」「持ち切り」

■ 転嫁(てんか)
# 大和言葉では、「被ける(かずける)」「被せる(かぶせる)」「せいにする」「擦り付ける(なすりつける)」などの表現がある。
# 被ける(かずける): 責任や罪などをほかの人に押しつける。衣類や帽子などを頭にかぶらせる意味からの転義。
# 被せる(かぶせる): 責任や罪などをほかの人に押しつける。上からおおうようにして物を載せる意味からの転義。
# せいにする: 自分がしたよくないことをほかの人がしたことにする。
# 擦り付ける(なすりつける): 責任や罪などをほかの人に押しつける。ある物をほかの物にこすってつける意味からの転義。

■ 灯火(とうか)
# 大和言葉では、「明かり(あかり)」「灯(ともしび)」「火影(ほかげ)などの表現がある。
# 火影(ほかげ): 火やともしびの光。灯火にうつしだされた姿のことも言う。

■ 同等(どうとう)
# 大和言葉では、「等しい(ひとしい)」「等し並み(ひとしなみ)」などの表現がある。
# 等しい(ひとしい): 程度や数量が同じである。また、あることと実質的に同じであること。
# 等し並み(ひとしなみ): 同じ程度であること。対象となる人やものごとを差別無く、同じ程度に扱う、また、個々の状況や立場などに関係なく、同じような傾向を示す場合に用いることが多い。

■ 時々(ときどき)
# 大和言葉では、「折折(おりおり)」「折節(おりふし)」「時折(ときおり)」「時たま(ときたま)」などの表現がある。

■ 並み・普通(なみ・ふつう)
# 大和言葉では、「ありきたり」「ありふれた」「月並み(つきなみ)」「人並み(ひとなみ)」などの表現がある。

■ 年齢(ねんれい)
# 大和言葉では、「年頃(としごろ)」「年の頃(としのころ)」「年端(としは)」「齢(よわい)」「二十(はたち)」「三十路(みそじ)」「四十路(よそじ)」「五十路(いそじ)」「六十路(むそじ)」「七十路(ななそじ)」「九十歳(ここのそじ)」などの表現がある。

■ 比較的(ひかくてき)
# 大和言葉では、「割合に(わりあいに)」などの表現がある。
# 割合に(わりあいに): ほかの同種のものやある基準に比べて。「割合」の形でも用いる。「割に」「割と」「割り方」ともいう。

■ 人の住むところ
# 大和言葉では、「里(さと)」「里山(さとやま)」「巷(ちまた)」「津津浦浦(つつうらうら)」「人里(ひとざと)」「古里・故郷・故里・古郷(ふるさと)」「町・街(まち)」「都(みやこ)」「山里(やまざと)」などの表現がある。
# 田舎(いなか): �/猷箸�少なくて田畑や山林が多いところ。都会から離れたところ。��都会から離れたところにある、生まれ故郷。洗練されていない、やぼったいという意味で、「田舎くさい」「田舎者」のように用いる。
# 里(さと): � 併海紡个靴董某佑�住んでいるところ。人里。�⊃佑�生まれ育ったところ。ふるさと。また、妻や養子、使用人などの実家。��(都に対して)田舎。
# 里山(さとやま): 人里の近くにあって、人々の暮らしに深い関わりのある自然豊かな山林や山。
# 巷(ちまた): 町の中の道路。また、にぎやかなところ。町中。道が分かれるところの意味の「道(ち)股(また)」に由来する。いくつかの道が集まり、分岐点でもあるところは人が賑わい、村や町となることから、町中の意味が生まれた。さらに転じて、世間の意味で、「巷の評判」「巷では〜」のように使われる。現在はこの用法が多い。
# 津津浦浦(つつうらうら): 全国の至る所。国中。
# 人里(ひとざと): 人が住んでいる里。人家の集まっているところ。
# 古里・故郷・故里・古郷(ふるさと): 自分の生まれ育ったところ。
# 町・街(まち): �/佑�多く集まって生活しているところ。�⊂ε垢覆匹�建ち並んだ賑やかな区域。繁華街。��(田舎に対して)都会のことで、街と書くことが多い。�っ亙�公共団体の一つ。
# 都(みやこ): 国の首都。都会。政治・経済・文化の中心になっているところ。
# 山里(やまざと): 山中または山の近くで、人家の集まっているところ。

■ ひねくれる
# 大和言葉では、「さがない」「旋毛曲がり(つむじまがり)」「拗ける(ねじける)」「臍曲がり(へそまがり)」などの表現がある。

■ 平野(へいや)
# 大和言葉では、「草原(くさはら)」「野(の)」「野原(のはら)」「野辺(のべ)」「原(はら)」「原っぱ(はらっぱ)」などの表現がある。

■ 山(やま)
# 大和言葉では、「深山(みやま)」「山間(やまあい)」「山懐(やまふところ)」などの表現がある。

■ 雪(ゆき)
# 大和言葉では、「淡雪(あわゆき)」「風花(かざはな)」「粉雪(こなゆき)」「細雪(ささめゆき)」「垂り雪(しずりゆき)」「深雪(みゆき)」「六つの花(むつのはな)」「雪明かり(ゆきあかり)」「雪催い(ゆきもよい)」などの表現がある。
# 淡雪(あわゆき): 春の、やわらかで消えやすい雪。春先に降る雪は、気温が高いせいで泡のように融けやすいことから、「泡雪」ともいう。また、結晶同士がくっつきやすく、雪片が牡丹の花びらのように大きいので、「牡丹雪」とも言うが、「牡丹」は漢語。
# 風花(かざはな): 風に乗ってちらちらと舞い落ちる雪。風が吹く中を舞うように降る雪を花に見立てていうもの。晴れた日に、風上の降雪地から風に乗って飛来する雪のこともいう。「かざばな」ともいうが、「かざはな」と言った方が響きが美しい。
# 粉雪(こなゆき): 粉のようにさらさらとした、細かい雪。「こゆき」ともいう。
# 細雪(ささめゆき): 細かに降る雪。また、まばらに降る雪。「ささ」は、こまかい、小さいの意味。「め」は度会を表すことばと推測されるが、未詳。
# 垂り雪(しずりゆき): 木の枝や軒から落ちる雪。木の枝や軒などに降り積もって、その重みで落ちたり、風に吹かれて落ちたり、日が差してきて融けて落ちたりする雪のこと。「垂(しず)り」は古語で、したたり落ちるという意味の動詞の「垂(しず)る」の連用形。
# 深雪(みゆき): 深く積もった雪。また、雪の美称で御雪とも書く。
# 六つの花(むつのはな): 雪の別称。雪の結晶が六方晶形をしていることから、花びらが六片の花にみたてていうもの。
# 雪明かり(ゆきあかり): 積もった雪の反射で、夜でもあたりがほんのりと明るく見えること。
# 雪催い(ゆきもよい): 空がどんよりと雲って、雪が今にも降り出しそうな気配をいう。

■ 陽気(ようき)
# 大和言葉では、「明るい(あかるい)」「根明(ねあか)」「朗らか(ほがらか)」などの表現がある。

■ 利口ぶる(りこうぶる)
# 大和言葉では、「賢立て(かしこだて)」「小賢しい(こざかしい)」「賢しら(さかしら)」などの表現がある。

■ 論外(ろんがい)
# 大和言葉では、「けしからん」「とんでもない」「以ての外(もってのほか)」などの表現がある。
# けしからん: 道理や常識を外れていて、許しがたい。普通ではない、異様であるという意味の文語形容詞の「けし(怪し)」をさらに否定して、普通どころではないと強調した表現。「けしからぬ」の転。
# 以ての外(もってのほか): けしからんこと。とんでもないこと。「もって(以て)」は、限界や区切りを示して言う語。その区切りの外、範囲外の意味から、常識や予想の範囲を越えて、程度がはなはだしいこと、さらに、それが非難されるような場合に用いられるようになった。


■ 愛してる。日本では、この言葉は率直には言いにくいのは「愛してる」は大和言葉では無いから。「愛する」は「漢語の名詞+する」でできたことば。それにたいして「恋」はむかしから使われている。【じぶんの名前の美しさに気づく やまとことば50音辞典 高村史司】


【参考資料】 「言いたいこと」から引ける 大和ことば辞典 西谷裕子 東京堂出版 

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