「え」の語源

「え」の語源
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■　え（江、会、画、兄、絵、恵、枝、榎、檜、荏、餌、栄、衣、上、狄）【出典】

①　エ（江）。川、海、湖、堀などの一般的な呼び名で、とくに陸に入り込んでいる部分をさすことが多い。小川、用水路。溝（方言：石川県能美郡）。湿地など「水気のある所」も含むか。

②　エ（枝）で、「枝状に分岐した地形」、「枝分かれした村。分村」。

③　エ（兄）で、「年長」の意味。比喩的に「上の方。高い方。立派な方。」を示すか。

④　接頭語。「愛すべき」という意味。美称。

⑤　エ（役）で、「古代に朝廷が人民に課した労役」にちなむか。

⑥　エ（榎）で、エノキ（榎）の意味か。

⑦　エ（荏）で、「荏胡麻」の栽培などによる例もあるか。

⑧　ユ（湯）の転もあるか。

⑨　スエ（末）の上略形か。

⑩　ウヘ（上）の転か。

⑪　動詞のエル（彫）の語幹で、「掘られたような地形」、また、動詞のエム（笑）の語幹で、「ほころびる。割れる」の意味。すなわち、「崩壊地形、浸食地形」を示すか。　

■　Ｅ（エ）：　アイヌ語で頭。「恵庭岳：エ（頭）エン（尖った）イワ（山）」。【出典】

■　江（エ）：　河川。

■　エ：　①「エ」は入り江（湾）と川の意味があり、海岸地名としての「江」は、この両者の例が最も多い。江尻は、川尻や川口と同様な場合と、海岸の場合がある。神奈川県の江ノ島の江は、古くは柄、荏、榎、絵などと書いて一定しない。そのうち榎ノ島は、他にも時々見られ、当て字ではなく実際にエノキに因む場合もある。②新潟県南蒲原郡福島村（三条市）で、灌漑用水路をを意味する。エカワともいう。石川県江沼郡（加賀市）で、田と田の間にある小川を意味する。【出典】

【注意：　個別の掲載地名は表記（訓み）の代表例で、上記の語彙と直接関係の無い場合もあります。】