「萩」と「椿」
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■ 「萩」と「椿」 

「動植物の地名には気をつけろ」とは、業界の常識。

その代表例は「桜(サクラ=裂ける)」だし、「椿(つばき=つばける=崩れる)」「萩(ハギ=はげる)」で、ともに災害地名とも言われる。

さて、山形県の飯豊町に「椿」と「」の地名があり、かつての中心地は萩生地区だったようだが、今は椿地区が中心地のようだ。そして、それぞれの地名にそれぞれの由来がある。しかし、この二つが関連しているとは思わなかった。

「萩」地名で有名なのは山口県の萩で、かつては長州藩の藩庁もおかれた。そして、この「萩」の地名の由来をみると、その一説に「当地の古郷名『椿(つばき)』のツの字が省かれてハギとなったという説や、あるいは萩の東雲寺という寺の前に3間4面の萩の大木で作られた観音堂があり、これが地名のもとになったという説などがある。」というのがある。

なるほどなぁ、「椿(つ+はぎ)」が「萩(はぎ)」になったか。これは考えてもみなかった。

ちなみに山形県の飯豊町は「いいでまち」と読み、その語源の飯豊山は「いいでさん」と読む。しかし、名字の飯豊は「いいとよ」と読み、青森県に見られる名字だったかなぁ。たしか女優にもいたな。「飯豊まりえ」だったかな?

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