日本で一番古い名字
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■ 日本で一番古い名字

時は明治の初頭の頃、群馬県は新田郡鈴懸村の村役場での一コマ。パパンパンパン(講談調に)

係員: 戸籍にはどういう氏(名字)を登録なさるんかい?(こりゃ熊本弁か?)
農民: 「日本で最も古い名字にしてほしい」んだけんど。(こりゃ東北弁だな)
係員: 「古代」、というのはどうだ?
農民: もっと古い名字がいいんだけんど。
係員: では「太古」、というのはどうだ?
農民: もっと古いのは、ないんのかい?
係員: それでは「太古前」にしよう。
農民: うんだ、それで願うかな?

 という問答があったと伝えられているが、本当にあったものか、小生は見たことがないから知らん。ペペンペンペン(講談調に)

 ということで生まれたと伝わる名字が「太古前」といわれる、元々は「東宮」という名字だったが、戸籍登録の際に「ものすごく古くから住んでいる」として、「太古前」を名字としたと伝わり、群馬県みどり市東町花輪にみられるそうだ。

ところで、本当に古くからみられる名字(姓)は何かというと、以下の本によると「不明」。しかし、日本で一番古い歴史書である「古事記」の中の神々の名前が連なる中で、「安曇連(あずみのむらじ)」というのが最初に登場する人名と言われている。なお「連」は敬称とのことで、「安曇」というのが名字である。

そう、信濃国の「安曇野」の安曇ですねぇ。「安住」なんかも一族か?海洋の民だったかな。安曇氏の有名人(嫡流)は、たしか朝鮮半島の白村江の戦いで滅んだんだったかな?

参考: 河出書房新社 名字から歴史を読む方法 鈴木 亨 著 

# 最初に名字を名乗ったのは武蔵七党。【知れば知るほど面白い 名字の秘密大辞典 名字の秘密研究会編 彩図社】

# 最初に名字を名乗ったのは一説には武蔵七党の武士といわれ、現在ではかなり信憑性が高いとされる。【出典

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