■　入江（いりえ）

＃　摂津国高槻の国衆。駿河国の入江氏の一族が、足利尊氏の命で嫡男のいなかった高槻城主の婿として入ったのが祖。以後は、高槻城は入江城とも呼ばれた。大永年間以来の城主とみられる入江駿河守春正は、天文１８年（１５４９年）に細川氏綱と晴元との合戦に際し、三好長慶らとともに氏綱方に属し、弘治３年（１５５７年）に京で討ち死にした。子の春継は、永禄１１年（１５６８年）の織田信長の上洛、そして摂津三好攻略の際に、いずれも三好氏に与して敗れ、信長に降って所領を安堵された。しかし、永禄１２年には三好氏の一族が京の本圀寺を急襲した際には、ふたたび三好氏に与して敗れ、京で自害して滅亡した。【出典】　 

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