「鱗」の家紋の解説
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■ 「鱗」の家紋の解説: 「鱗」の家紋図 

# 鱗(うろこ): 鱗の形に似ていることに由来する。古くは病魔をあらわすとされたが、同時に悪霊を祓う力もあるとされた。【心に響く!美しい「日本語の言葉」2200 西東社編集部】

# 鱗紋【出典
・ 鱗には魔除けの効果があるといわれる。古代の壁面にも、三角形を組み合わせた鱗の文様が見られる。鎌倉幕府執権北条家が家紋に使用し、後北条氏が継承した。もっとも多いのは大分県や福岡県で、後北条氏の本拠地だった神奈川県、後北条氏ゆかりの三重県、和歌山県、大阪府などに多く見られる。
・ 一つ鱗紋、北条鱗紋、剣三つ鱗紋、三つ組み合わせ鱗紋、三つ盛り三つ鱗紋。

# 鱗紋は桓武平氏北条氏の代表家紋。北条時政が子孫繁栄を祈願した際、女神が大蛇に変身して、鱗三枚を残して姿を消したことから、北条氏の家紋となった。【日本人なら知っておきたい 家紋と名家のいわれ 大野敏明 実業之日本社】 

# 三角紋: 古墳時代の埴輪の巫女では、衣装、襷、台座といったところに三角紋が描かれている。巫女だけではなく、冠をかぶった男の埴輪では、冠も服も朱に塗られた三角紋で埋まる。また、家型埴輪の屋根をびっしり三角紋で覆って、その上に堅魚木(かつおぎ)や、千木(ちぎ)を載せたものもある。縄文時代には呪術的な意味合いをもって、蝮が表現された土器や土偶があった。古墳時代になると、それが蛇の鱗に変わって、三角紋になった。のちに、三角紋は鱗紋と呼ばれ、北条氏の代表的な家紋になった。【出典

# 鱗紋: これは、龍または蛇の鱗を象ったとされ、その霊力にあやかろうと武士の間で人気が高かった。北条氏の代表家紋で、前北条氏・後北条氏末裔たちが使用した。【出典

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