「久世」の地名 | |
【参考資料・文献】 | 【利用上の注意】 |
名字の由来のTop | 地名の由来のTop |
名字と地名のMenu | 地名の目次 |
「久世」の名字 |
スポンサーリンク |
スポンサーリンク |
■ 訓世郷: 京都府
・ 平安期に見える郷名。「和名抄」山城国乙訓(おとくに)郡十二郷の1つ。高山寺本の訓は「群世」、刊本の訓は「郡勢」。現在の京都市南区久世川原町・久世上久世町・久世高田町・久世中久町・久世中久世町・久世殿城町・久世大藪町・久世築山町・久世東土川町にあたる。「日本後紀」弘仁6年6月24日条に、大蛇が人家に入ったのでこれを殺したところ、その祟りで「山城国乙訓郡物集・国背両郷」に雷雨・大風が起こったと見える。この「国背郷」というのが郷名の初見である。平安期に訓世郷と称せられていた地域は、その後の開発の進展に伴って上久世荘・下久世荘・東久世荘(築山荘)・本久世荘(大藪荘)に分割されたものと考えられる。【出典】
■ 久世(くせ): 京都府
・ 北流する木津川の東方,奈良街道沿いに位置する。宇治丘陵の低台地には久津川古墳群の名で呼ばれる多数の古墳がある。当地を中心として宇治市から城陽市にかけては、はやくから開発が進んでいた。【出典】
■ 久世(くぜ): 京都府
・ 京都の西郊、西岡の桂川沿いの平野部に位置する。北は葛野(かどの)郡の境界線で、東は桂川を隔てて紀伊(きい)郡に接する。【出典】
・ 久世(くせ): 岡山県真庭郡久世町(現真庭市)。古代の倭名抄に見える美作国大庭郡久世郷。「川の曲流」のこと。【出典】
■ 久世(くぜ): 岡山県真庭郡久世町。山城国久世郡久世郷。
・ 「クセ」とは、「曲の字」が原意に近い。「屈曲した所」を意味する。久世は佳字。【出典】
・ 久世駅(くせえき): 岡山県真庭市久世。JR西日本・姫新線。かつては出雲街道の渡し場で、「久瀬とも古瀬とも書いたが、いつしか久世と書くようになった」と言われる。和名抄には大庭郡久世郷と見えるので、久瀬、古瀬がもととすれば平安時代以前のこととなる。【出典】