「ノト」の資料集

■　Noto（ノト）：　①ノド（咽喉）と同じく「狭い通路」。②アイヌ語でノッ（あご、岬）。「能登国：岬はスズで、能登郡（和名抄）は半島の基部にあるから、狭い通路（邑知潟地溝）または「沼所（ヌト）」とも考えられる。【出典】

■　ノト：　①アイヌ語。岬。なお、ノトロは「岬の・所」の意味。②ノド（咽喉）と同じく、「狭い通路」のこと。【出典】

■　ノド：　①崖の狭まったところ。信濃国高瀬入のウケノド・セバと同じ地形。同所のセバ沢など。②海底の軽い泥土をノドという。熊本県葦北郡佐敷町（芦北町）でいう。ノドは淀むのヨドと関係あるという説もある。【出典】　

■　ノト（能登、野登、野遠、納戸）：　①狭い所。ノド（咽喉）と同源か。②ノ・トという地名か。③ヌ（沼）・ト（処）で、「湿地」をいう。④ノドの清音化もあるか。能登国の語源は①が通説。【出典】

【注意：　個別の掲載地名は表記（訓み）の代表例で、上記の語彙と直接関係の無い場合もあります。】