名字と家系や血統は分けて考える
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■ 140509: 名字と家系や血統は分けて考える

まず、「名字の出自(由来)」「家系」「血縁」というのは分けて考えなければなりません。

よく、明治以降に平民も公式に名字を名乗ることができるようになった際に、勝手に名字をつけたという考え方があります。

たしかにそうです。極端な例としては、今まで非公式には「山田」の名字を持っていた人が、明治以降地元の殿様の名字にあやかって、殿様の名字である「細川」を名乗るというケースがあり得ます。しかし、「細川」という名字には「由来」や「出自」があることには間違い無いのです。

そういった意味では、「名字の出自」「家系」「血縁」を区別して考えないといけません。例えば、現在「武田」を名乗る人たちすべてが「武田信玄」の家系と言うわけでもありません。

また「家系」を考えても養子に来たりして「家系」は継続しているが、「血縁」としては途切れているものがあるかもしれません。

畠山家なんかは代表的だろうか。そのために、当初は桓武平氏の出だったのが、清和源氏の出に変わったくらいですから。でも、それは血統の話で、畠山の名字自体は桓武平氏の流れでしょうねぇ。

名字の出自で結構はっきりしているものに「貴少姓」がありますが、これでさえ過去に養子などにより血縁が途切れている可能性は否定できません。しかし、その名字の出自(由来)ははっきりしているんですよね。

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