地名の数 | |
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■ 131105: 地名の数
・ 和銅6年(713年)に、元明天皇は「畿内七道諸国の郡郷には好字を用いよ」という詔を発した。「諸国の郷里の名は二字とし、必ず佳名を取れ」。
・ これは簡単に言うと、地名に関しては「漢字二文字四音」で表し、使用する漢字は「一般に好まれる字」を使えということですね。しかし、現在残っている地名はそういった物ばかりではありませんが、概ね「二字四音」でできていると言ってもいいでしょう。では日本語に「音」はいくつあるかということですが、単純に数えれば「いろは47音」、文献によると日本語は約100音からできているらしいです。こりゃ計算が簡単でイイネ。
・ 単純に計算すると100音を4つ列べるわけですから、その数は100の4乗で1億ということになりますね。ちなみに50音の4乗で計算すると625万になります。
もっとも、同じ音列で構成される地名が一つとは限りません。たとえば、「せんだい」という読みでも漢字で表記すると、「仙台」「川内」「千代」など沢山できますから。逆にいえば、単に音を列べただけで地名ができるとは限りませんけどね。
・ では実際日本にはどれだけの地名があるのでしょう。ものの本によると、「小字程度で1000万、それよりこまい通称もいれると1億以上」になるそうです。
# 万葉集に掲載されている地名は千数百で、その八割は今も残っている。【出典】
# 地名学者の安本美典氏によると、延喜式(十世紀)に出てくる地名の90%が現在でも残っている。また延喜式に出てくる地名は、それ以前から続く伝統的な地名で数千年の歴史を持っている。【出典】
※ しかし、戦後の数十年で消えた地名も多い。
# 角川地名大辞典の収録数は550万。