「たるい・たるみ」の語源

「たるい・たるみ」の語源
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■　たるい・たるみ：　垂井、垂水、樽見、樽味

・　「たるみ」とは、「海岸に水が流れおちるところ」の意味で、「滝」の意味もある。

・　「たるい」とは、「たる（傾斜地）」＋「い・ヰ（水又は堰）」で「傾斜地を流れる川」「傾斜地に堰水を流すところ」の意味。

【名字の謎学　博学こだわり倶楽部編　KAWADE夢文庫】

＃　湧き水地名：　「滴る水＝したる・み（ず）」から、清水、垂水、樽見などがある。【日本地名学を学ぶ人のために　吉田金彦・糸井通浩　世界思想社】

＃　Tarumi（タルミ）：　①滝（古語）。②峠（タワミより）。「垂水、垂見、樽見、多留見峠」。【出典】

■　タルミ：　①垂水（タルミ、タルミズ）は、「垂れ落ちる水」のことで、滝を意味する古語だが、湧水をいう場合もある。崖等に湧き出る水は、小さな滝になって落下するので、そういう泉には、しばしば「滝」「滝口」「滝沢」の地名が見られ、滝が泉であることもある。②峠の鞍部などのように、山の尾根がたわみ窪んだ地形を意味することもある。③シヨタルミともいう。静岡県の一部の海辺、和歌山県西牟婁郡の漁村、天草島などで潮の干満の極みに達してしばらく停滞している状態をいう。ダラミ、トロミと同じ。【出典】

■　タルミ（垂水、垂見、樽水、樽見、足水、足見）：　①滝。タル（垂）・ミ（水）の意味。②タル（垂）・ミ（廻。接尾語）で、「断崖」などのことか。③動詞のタルム（弛）の連用形で、「たわんだ地形」をいうか。【出典】

■　ダルミ：　秋田県由利郡上郷、福島県耶麻郡奥川の方言で、山の鞍部を意味する。【出典】

【注意：　個別の掲載地名は表記（訓み）の代表例で、上記の語彙と直接関係の無い場合もあります。】