戦国大名と国衆
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■ 戦国大名と国衆 平山優 角川選書

第一章: 戦国期の国衆と先方衆

第二章: 室町期国人領主の成立と展開

第三章: 国人領主から国衆へ

第四章: 戦国大名領国下の国衆「領」「国」

第五章: 国衆の武田氏従属

第六章: 先方衆としての国衆と武田氏

終章: 武田氏の滅亡と国衆 

■ 国衆とは: 国衆とは、戦国時代の有力領主のこと。また、国衆とは室町時代の国人領主とは性格を異にする領域権力として成長した。戦国時代固有の地域的領主を指す学術用語である。

■ 黒田基樹の国衆に関する定義

 々饅阿箸蓮⊆篠期に国人領主制が変質し、自分の居城を中心に地域的支配権を確立した領域権力として成長を遂げたものであり、その領主制の形態は戦国期特有のものである。

◆々饅阿戦国期固有の地域的領主制であることの指標として、一円領として地域的・排他的な支配領域を確立していることである。それは郡規模であることが多く、「領」と呼ばれるが、同時に「国」として捉えられていた。

 国衆の支配領域は独立しており、平時においては基本的に大名の介入を受けない。

ぁ々饅阿脇伴に「家中」を編成し、「領」の支配においては、独自に文書発給などを実施するなど行政機構を整え、年貢・公事収取や家臣編成などを実施していた。そのため、国衆の領域支配構造は、戦国大名の領国支配構造とほとんど変わらない。

ァ々饅阿蓮大名と起請文を交換し、証人(人質)を提出することで従属関係を取り結ぶが、独立性は維持されたままである。

Α\鏐饌臾召蓮国衆を従属させ、その支配領域たる「領」の安堵と存続を認める代わりに、奉公(軍役・国役等の負担)を行わせる。

А,靴し、戦国大名と国衆との関係は、双務的関係であり、大名は国衆の存続のために、援軍派遣など軍事的安全保障を実現する義務を負う。もし、大名が援軍派遣を怠ったり、保護を十分になしえない状況に至った場合、国衆は奉公する大名が安全保障を担えないと判断し、大名との関係を破棄(離叛)して、他の戦国大名に従属することを躊躇しない。

─\鏐饌臾召蓮国衆を統制するために、重臣を「取次」とし、それを通じて様々な命令を国衆側に伝達した。いっぽう国衆も、大名への要望を「取次」とし、それを通じて上申した。なお、国衆と「取次」は、戦時においては同陣(相備・あいぞなえ)として一体化し、国衆は「取次」を担当する大名重臣の軍事指揮に従った。

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