日本語は難しい〜
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★ 文書の校正機能

 私は、どちらかと言えば画像などよりはテキスト派。
自分の書いた文章に後に閲覧したときに結構文章の誤りに気付くことがある。
 そこで、欲しいのが「文書丸々校正機能」。
 私が使っているATOKには「校正支援モード」があって、入力時に指摘をしてくれるが、もう一つ発展させて、文書または文書の選択部分を一括して校正してくれる機能があればいいのになぁ、と思う。
 元々、ATOKには文書学習ツールがあって、そのアイコンをクリックすると表示されているホームページを丸々学習する機能があるわけだから、これと「校正支援モード」を組み合わせれば良いだけなんだけどなぁ。

★ 【白夜】、さてみなんさん、これをなんて読みますか?
 
 昨夜、池上彰の日本語の「大疑問」講談社を読んでいたら、「白夜」の読み方について書いてありました。
「白夜」は本来は「はくや」と読むのだそうですが、知床旅情の歌詞の中で「びゃくや」と読まれたため、それが浸透していつのまにかその読み方が浸透してしまったのだそうです。
・ ちなみにATOKで変換したら「はくや」「びゃくや」のどちらでも変換。
・ 角川書店の角川国語辞典によれば、白夜は「はくや」で表示され「=びゃくや」と併記されていますが、「びゃくや」の項には掲載されていません。
 日本語にはこういったケースが結構あるようで、いわゆる「ら抜き言葉」も、将来はそれが当たり前とされる世の中が来るのかもしれません。これまた、言葉の歴史ですね。
 
 単に言葉の中だけのことならば、「へぇ、そう」で終わりですが、世の中には「間違ったことでも、繰り返し叫ぶことによって、いつの間にか正しくなる」事って結構あるんですよねぇ。こういったことには、目をつむらずに当初から適切に対応する事が大事ですね。
 
 個別には申し上げませんが、「国内問題」「国際問題」であるでしょ?「なんか、繰り返し叫んでいて、いつの間にか、それが正しいんだとなりかねない事柄」の諸々が。
 
 そういえば、選挙は政策本位だ、選挙カーで名前だけを連呼する選挙運動は意味が無いという向きもあるかもしれませんが、この「繰り返し叫ぶ」ということが世の中(投票行動)を変えるというのは、日本文化にとってはありなのかもしれませんね。

★ ATOKの文書学習ツール

ATOKの文書学習ツールは便利だなぁ。ブラウザのアイコンをクリックすると、そのページの文章を読み込んで学習しちゃう。特に専門用語の多いページや、旧国名の郡名なんかの学習には重宝ですね。

★ ATOKの不思議

・ 私は、パソコンを使い始めてからの根っからの「一太郎」「ATOK」派だが使っていると「なんか変」と思うことがある。
・ まず、最近一番思うことは「にほん」の入力で変換すると、変換順が「二本」→「ニホン」→「日本」とやっと三回目に「日本」が出てくること。たぶん、「二本」を使うことが多いからそういう設定になっているんだろうが、私の場合は99%「日本」に変換する。しかし、学習機能がうまくいかないのか、何回入力しても「日本」が第一候補にならない。しょうがないので「日本(にほん)」で単語登録しましたようぉ。そうしたら第一候補に出るようになりました。

# 漢字変換の不思議

日本語の漢字変換を行うときには、原則的に「読みがな」を入力して「変換操作」を行うわけだが、時々この読みがなの入力に戸惑うことがある。
たとえば、織田信長の居城であった「安土」。
これって、「あづち」なのか「あずち」なのか?
こういうときには、いつも「単語の因数分解」をしてみることにしている。
安土の場合には、安土 → 「安」+「土」 → 「あん」+「つち」 = 「つ」
つまり「土」は「つち」だから、「安土」は「あづち」と言うことがわかります。
同様に考えれば
・ 安土: (あづち)○ ・ (あずち)×
・ 飯塚: (いいづか)○ ・ (いいずか)×
となります。
しかしですねぇ、この理論に当てはまらない場合があるのでちょっと戸惑います。
・ 地主: (じぬし)○・(ぢぬし)×
なんですねぇ。「地(ち)」で始まるんだから、「ぢぬし」が正しいような気がするんだけどねぇ。これってATOKの誤りか?それともそもそもそういうのが日本語的に正しいのか?ふと疑問。
他にも変換してみましょう。
・ 上地: (かみじ)○・(かみぢ)×
これも「ぢ」じゃないのか?
・ 山地: (やまち)○・(やまじ)○・(やまぢ)× 
・ 穂積: (ほずみ)×・(ほづみ)○
・ 頭突き: (ずつき)○・(ずずき)×・(づつき)×
・ 寺院: (じいん)○・(ぢいん)×
・ 地元: (じもと)○・(ぢもと)×
・ 上地: (かみじ)○・(かみぢ)×
・ 上地: (うえち)○・(うえぢ)×・(うえじ)×
・ 稲妻: (いなずま)○・(稲妻)○
※ 濁点がつくと「さ」行になるのか?
【参考】 文部科学省

★ 言葉の濁り

・ 西日本では清音の澄んだ響きが好まれ、東日本では濁音の濁った響きが好まれる傾向がある。名字にもそれはあらわれ、例えば「山崎」は西日本では「やまさき」と発音され、東日本では「やまざき」と発音される。
・ 日本語としては、もともと濁るのが古い読み方で、濁らないのが新しい読み方らしい。一般的には濁らない西日本でも、秀吉と光秀の「山崎の戦い」の「山崎」は、今は「やまさき」だが古くは「やまざき」と濁ったらしい。
【連濁】
単語を組み合わせて複合語になった場合、後半の単語の先頭が濁ることがあるということ。
(例) 山(やま)+崎(さき)=山崎(やまざき)
(例) 花(はな)+火(ひ)= 花火(はなび)
もっとも何にでも例外はあるもの。
(1) 後ろの単語に濁音が含まれる場合には先頭が濁音化しない。
(例)下(した)+調べ(しらべ)=下調べ(したしらべ)
(2) 前の単語が漢語の場合には濁音化しない。
(例) 参勤(さんきん)+交代(こうたい)=参勤交代(さんきんこうたい)
(3) 後ろの単語が外来語の場合には濁音化しない。
【参考データ】連作エッセイ「ことばのギア、発想のシフト」http://homepage2.nifty.com/yama-a/essay0901a.htm

★ 日本語は何故に複雑で難しいのか?

・ ある本を読んでいたら、「人間関係が複雑だから、それに応じて言葉も複雑になる」っていうのがありました。たしかに、「敬語」なんかは人間関係の複雑さに由来してできたとも言えますからねぇ。

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