「櫂」の家紋の解説
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■ 「櫂」の家紋の解説: 「櫂」の家紋図

# 櫂は水をかいて船を進める道具。室町時代から文様として使用され、桂離宮にある茶屋の笑意軒では襖引き手の意匠にもなっている。また、刀の鐔(ツバ)などに舵(かじ)とともに描かれる。稀少な家紋だが、海に因む名字を持つ家や、海運業などに携わった家に多く見られる。関ヶ原の戦いでは西軍の武将として活躍した小西行長は、「菱に違い櫂に十字紋」を使用した。他には村上源氏の久我流の千種(千草・ちぐさ)氏が、「一つ櫂紋」を、「網紋」を朱紋とする須賀井(菅井)氏に「違い櫂紋」が散見される。江戸時代の幕臣では、山本家が「丸に違い櫂紋」を使用した。大阪府、徳島県、宮城県に多く見られる。【出典

# 櫂紋【出典
・ 丸に違い櫂紋(まるにちがいかいもん): 漕いで船を進める道具で、室町時代から文様に描かれた。海運など海に関連のある家で使用されたという。大阪府、徳島県、宮城県などの多く見られる。 

# 櫂紋(かいもん)、楫紋(かじもん)、碇紋(いかりもん): 船に関わる家紋は多い。櫂も楫も船に絶対必要なもので、家紋になった。櫂や楫には、二本のそれらをクロスさせる「違い櫂」、または「違い楫」という紋がある。「櫂紋」は山本家小西家など。「楫紋」は藤懸家、堀家など。「碇紋」は伊丹家などに見られる。【出典

# 櫂紋: 船をこぐ道具、今で言うオールを表したもので、海事関係者が使用したとされる。使用家は清和源氏義光流の山本家などに見られる。【出典

# 菅井家などに見られる。  

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