「下呂」の地名の由来 | |
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■ 下呂(げろ): 岐阜県下呂市
・ 地名の由来は、東山道飛騨支路の駅名下留(しものとまり)の音読、用字が変化したものと推定される。【出典】
・ 「飛騨路」の宿駅で「下留(しもとまり)駅」といった。「下留」を「げる」と読み、「下呂(げろ)」に転じた。【地名由来 飛騨・美濃 山内和幸 まつお出版】
・ 下呂(げろ): 東山道から飛騨国の国府に至る宿駅の距離が長すぎるので、宝亀7年(776年)に、途中に下留(しもとまり)駅を置いた。これが、時を経て「下留」の音読みの「げる」となり、さらに「げろ」と変化して「下呂」となった。【出典】
# 岐阜県下呂市萩原町上呂(じょうろ)、岐阜県下呂市萩原町中呂(ちゅうろ)の地名がある。
・ 下呂駅(げろえき): 岐阜県下呂市幸田(こうでん)字下小瀬。JR東海・高山本線。光仁記に、宝亀7年(776年)下留駅を置く記事がある。下留(げる)は、下件(しもとまり)と同じ。これを音読して、後世にゲロと訛り、下呂の字があてられた。【出典】
# 下呂(げろ): 岐阜県益田郡下呂町(現下呂市)。「下留(しもとまり)」を音読みした「ゲル」の転と言われる。【出典】
# 下呂温泉(げろおんせん): 美濃国には古代の東山道が通り、不破→大野→方懸(かたがた)→各務→可児→坂本の各駅を経由して信濃国に続いた。方懸駅から東に分かれて、飛騨川沿いに飛騨国の国府があった。東山道から飛騨国の国府までには「菅田駅」と「伴有(とまり)」駅があったことが確認されているが、その間の距離が長すぎたので、宝亀7年(776年)に、その中間に新たに「下の伴有駅」を置いた。これは別に「下留(しものとまり)駅」と呼ばれるようになった。そしてもともとの「伴有駅」は「上留(かみとまり)駅」になった。この「下留」が音読みで「ゲル」になり、さらに「ゲロ」になって「下呂」と書いたという。【出典】