「浅草」の地名の由来 | |
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■ 浅草(あさくさ): 東京都台東区浅草
・ 浅草の地名の由来は定かではないが、一説では、草深い武蔵野で、あまり草が生えていない場所の意味。
・ 浅草と浅草寺: 浅草寺の名前はこの辺の地形由来で、隅田川に近い低湿地だった浅草のあたりは、武蔵野に比べて草が少なかった。そこで、「草深い武蔵野」に対して、「浅草(あさくさ)」の地名ができた。古代には、寺院は音読みだったので、浅草寺は「せんそうじ」と呼んだ。
・ 「吾妻鏡」の治承5年(1181年)の項に「浅草」の名がみえる。寺社自体は奈良時代からあったらしい。
・ 草深い武蔵野の中で、草があまり茂っていない場所だったというが、浅く「くっさく」され、くぼんだ所をいう。【東京23区の地名の由来 金子勤 幻冬舎】
・ 古代の浅草のあたりは、低湿地で草がまばらで丈の高い草が少なかった。そのために、その風景を草の海にみたてて、「草の浅い海」(浅草)の地名ができた。【地名でわかるオモシロ日本史 武光誠 角川ソフィア文庫】
・ 飛鳥時代、土師中知が浅草寺を創建した。【日本史の謎は「地形」で解ける 竹村公太郎 PHP文庫】
・ 浅草駅(あさくさえき): 東武東上線。東京都台東区花川戸。
■ 浅草阿部川町(あさくさあべかわちょう): 東京都台東区元浅草
・ この地は、寛永13年(1636年)に幕府の御小人衆(おこびとしゅう)がまとめて拝領した土地。御小人衆の川村太四郎の先祖が駿河国の安倍川の出身だったことにちなむ。【お江戸の地名の意外な由来 中江克己 PHP研究所】
■ 浅草溜(あさくさため): 東京都台東区浅草
・ 病気になった囚人を収容した牢屋。浅草寺の裏の田んぼの中にあった。元禄12年7月に開設された。【江戸東京地名辞典 芸能・落語編 北村一夫】
■ 浅草田原町(あさくさたわらちょう): 東京都台東区雷門
・ もともとは浅草寺の田地で、俗には紙漉町(かみすきちょう)とも言った。農民たちが内職として紙漉きをしていたのに由来する。田地をつぶして町屋ができて「田原町」と名付けられた。【お江戸の地名の意外な由来 中江克己 PHP研究所】
■ 浅草田圃(あさくさたんぼ): 東京都台東区浅草
・ 浅草寺と吉原遊郭の間の広い地域に広がる田圃を、一口に浅草田圃と呼んだ。【江戸東京地名辞典 芸能・落語編 北村一夫】
■ 浅草橋(あさくさばし): 東京都中央区
・ 中央区の内神田川の江戸通りに架かる橋。元和2年(1616年)に神田川の改修工事の際に架けられたのが最初という。橋の名は寛永13年(1636年)に設置された浅草御門(見附門の一つ)前の橋という意味。【江戸東京地名辞典 芸能・落語編 北村一夫】
■ 浅草平右衛門町: 東京都台東区浅草橋周辺
・ この付近を開拓した、村田平右衛門守勝に由来する。徳川家康の関東入国時に、平右衛門は浜松から従った。【お江戸の地名の意外な由来 中江克己 PHP研究所】
・ 人名由来の地名集