■　151005：　下手渡

昨日、福島「地理・地名・地図」の謎　実業之日本社を読んでいたら、「下手渡」という地名が目に入った。この地名もなかなか個性的だが、どっかで見たような。そういや「下手渡藩」っていうのを見たことあるが、福島県にあったのかぁ。

下手渡藩１万石って、あの「御花」で有名な柳川の立花家の分家が左遷転封されたのかぁ、なるほど。ところで、「下手渡」っていうから、「手渡」や「上手渡」もあるだろうと思って調べて見たら、やはりあった。元禄年間に手渡村が上手渡村・下手渡村に分村したようで、「手戸」とも書いたようです。

ところで、「てど（手渡・手戸）」ってなんだろう？近くに「広瀬川」が流れているし、地名に「渡」が入っているし、渡船場由来かなぁと思ったが、「手戸」とも書いたらしく、由来は不明。
「手渡」の地、現在は福島県伊達市月舘町上・下手渡となっていますが、合併して伊達市になる前は月舘町。この「月舘」は古跡の「月見館」に由来し、明治９年の命名した新しい地名のようです。