大国主命は日本を救う?
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■ 150714: 大国主命は日本を救う?

東海道沿線には二つのネックがある。一つは静岡県の由比のあたりで、昨年も大雨による土砂崩れで東海道線が1週間くらい不通になった。また、この地は海岸ギリギリに交通インフラが集中しており、台風などによる高波でも影響を受けるので有名である。そもそもこのあたりは江戸時代までは海の中で、地震によって隆起したわけだから、いつまた海の底に沈むやもしれない。

二つ目のネックは丹那トンネル付近であろうか。この周辺も断層が走り、丹那トンネル工事の際も坑道が2m位ずれたので有名である。また、付近を流れる柿沢川も途中でクランク状に流れを変えるが、これも断層のずれによって生じたと言われ、そのずれの量は8000年で約1kmにも及ぶという。

このように、日本列島(地球)は常に動いており、いつ何時どのようなことがおきるやもしれない。そういった時に大事なのかバックアップシステム。とりあえず、東海道線のバックアップとしては中央線が考えられるが、リニア新幹線の開通によってどのような影響がでるのであろうか?

新幹線にしろリニア新幹線にしろ、輸送の中心は旅客で有り貨物は想定されていない。しかし、一旦事あるときに一番重要なのは貨物輸送で、東日本大震災でも身にしみてわかったはずだ。そして2015年危機と言われるように、物流の中核を担うトラック運送にも人手不足の波が押し寄せている。

それらを踏まえると、物流のバックアップシステムとしての鉄道の重要性は否定できずモーダルシフトが必要である。蛇足だが、愛知から宮城までトヨタの貨物列車が走っていると聞くが未詳。

そういった意味では、新幹線の開業と引き替えに物流の中心の在来幹線の力がそがれているのは残念である。山形県内に限っていえば、山形新幹線の影響により事実上鉄道貨物輸送は全滅に近い。強いて言えば東北線の小牛田から新庄を通って酒田につながる陸羽東西線だけ。しかし、ここにもミニ新幹線の延長の話がでているが、こういった物流インフラも念頭に考える必要もあるのではないだろうか?

バックアップシステムや緊急時対応という観点で物事を考えると赤字という理由は吹っ飛ぶ。ある程度の赤字は覚悟の上で、普段からバックアップシステムを維持しなければならないことは沢山ある。予備のPCの維持やデータのバックアップも同じである。自衛隊だって、赤字だ黒字だという観点は無い。国を守ると言う意味では自衛隊も物流インフラも同じと考える。
 そこでだが、東海道線のバックアップシステムとしての中央線の維持における諏訪地方の人たちの存在は大きい。松本や諏訪地域の人たちがそこで生活すること自体バックアップシステムの維持と言ってもいいだろう。松本と諏訪がもし消えたら、中央西線、中央東線ともにローカル線化して、バックアップとしての維持力をそがれることはたしかだろう。

採算やコストをあまり狭い目でとらえないことが大事なんだよねぇ。

たとえば、東京都は全体でとらえれば日本でも裕福な自治体だろうが、西多摩や離島に限って言えば、採算割れ的な考え方もできる。しかし、西多摩や離島で生活している人たちがいる。このことが日本を支える大きな力の源となっている。これは全国に当てはまる考え方で、地方で細々と暮らす人たちの力がなにげに中央の発展と安定の礎(いしずえ)となっているのではないだろうか?

そこでだが、どうして表題に「大国主命」が出てくるかだが、大国主命の息子のケミナカタが国譲りの神話において、日本国を天照大神に譲り諏訪の地に隠遁したことが日本国の始まりとも言え、古代より諏訪の地は大国主命の血筋が守ってきた地とも言えるからである。

かなり苦しいつじつま合わせだったかな(笑)

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