後鳥羽伝説殺人事件
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■ 150507: 後鳥羽伝説殺人事件

 内田康夫の「浅見光彦シリーズ」の第一作の「後鳥羽伝説殺人事件」。ここでは光彦の妹の祐子の過去の非業の死をもとに物語が始まる。

・ 広島県三次駅の跨線橋で殺されたのは東京のOLの正法寺美也子で祐子の友人。

・ 三次駅の駅員の名字は新祖(しんそ)。

・ 祐子の死亡の直接的な原因は、島根県仁多町字美女原の小野安雄(民宿)宅裏山の土砂崩れ。

※ これらを読み解くと、まず「正法寺」という名字は存在が確認できず。また、新祖(しんそ)という名字はわずかに見られるが、ほとんどが広島県三次市にみられるという地元姓だ。いつも思うのだが作家の方は登場人物の名字や名前はどうやって設定するのだろうか?そして、仁多町字美女原。まず「美女原」といえば災害地名だよなぁ。それはさておき、仁多という地名は伝説的なもので、出雲国風土記によると、「爾以多」とも書き、大穴持(おおなもち)命が「是は爾多志枳(にたしき)小国なり」といったことによるとある。「にたし」というのは豊潤の意らしい。

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