古い名字(地名)と新しい名字(地名) | |
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■ 古い名字(地名)と新しい名字(地名)
あくまでも比較対象としてのおおまかな理論だが、なんとなく「古い名字(地名)と新しい名字(地名)」の判断基準が見えたような気がする。
それは、古い名字(地名)には「ん」がないこと。
つまり、「ん」が使われている名字(地名)は比較的新しいのでは?
なぜなら、上代には「ん」という「音」はなかったらしい。
たとえば、「山形(やまがた)」と「仙台(せんだい)」を比べてみると、山形(やまがた)は山方(やまかた)を含め古い表記だが、仙台(せんだい)は戦国時代末期に伊達政宗が命名した地名である。
信濃国の「信濃(しなの)」だって、今読めば「しんのう」だが、当時は「ん」がなかったから、「しなのう」と読んだのが始まりかもしれないね。
しかしなぁ、いくら昔には「ん」という音がなかったとしても、神無月(かんなづき)なんて、古い表現じゃないのかなぁ?たぶん昔は「かむなづき」といったのかもしれない。
それと同様に、「ん」が使われている名字や地名でも、古くから存在し、昔は「む」だったという例もありえるから、あてにならないかな?