奈良の地名由来辞典 | |
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■ 奈良の地名由来辞典 池田末則 東京堂出版
・ 奈良県内の主な地名について掲載されている。
【掲載例】
・ 合場(あいば): 奈良県天理市。
合場は饗(あへ)場の義か。「播磨国風土記に」に「阿閉津に到り、御食(みあへ)と供進(たてまつ)りき故(かれ)、阿閉(あへ)の村と号(なづ)く。」とあり、「新撰字鏡」には「人に阿戸(あへ)す」、「名義抄」に「饗、アヘス」とある。饗は田の神に新穀を供えて饗応し、祀るところ。合場は「饗庭」の意味で、道饗祭(みちあへまつり)といって道祖神を祀り、邪悪を祓う場所であったらしい。大和では「才の辻」(宇陀市)があるように、各地に「塞の神」「フナトの神」を祀った。