「日本語が世界を平和にするこれだけの理由」の読書
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■ 日本語が世界を平和にするこれだけの理由 金谷武洋 飛鳥新社

※ なかなか面白い本です。追々、要点をご紹介していきます。

# 「ありがとう」と「サンキュー」: 「ありがとう」=「有り難う」=「有ることが難しい(なかなか無いこと)」。「ありがとう」は形容詞(有り難い)由来だが、「サンキュー」は「人称付きの動詞」。「サンキュー」はむかしは「I thank you」だった。

# 「おはよう」と「グッドモーニング」: 「おはよう」は互いの共感語(こんなに早いんですねぇ)という意味。この「おはよう」は朝とは限らない。従って、芸能界などで時間に関係なく「おはよう」と言うのも納得。「グッドモーニング」は「I wish you a good morning」。
※ これらを例えれば、日本語は「夫婦」であり、英語は「恋人同士」。夫婦は、「同じ方向を向いて、共感している状態」だが、恋人同士は、「お互いに向かいあって、僕は君を愛す(動詞)」という行動状態」。
 従って、日本語で育った「旦那さん」が、「奥さん」に愛しているなんて言わないのが日本語の文化なんだろうねぇ。(笑)
・ 「日本語が世界を平和にするこれだけの理由 金谷武洋 飛鳥新社」によると、「日本語は共感の言葉、英語は自己主張と対立の言葉」なのだそうだ。
 英語が世界の共通語になってるから戦争が絶えないのかもなぁ。現代の日本語も、若干ギスギスした感じがないでもないが、日本語の原点である「やまと言葉」が世界の共通語となり、将来は「やまと言葉」にノーベル平和賞を。
・ 共通語は言葉のグローバル化。そういった諸事情を踏まえ、「なんでもかんでも(特に文化の)グローバル化」には賛同できないものがある。

# 「国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪国だった」
この文から連想する情景は?英語圏の人と日本語圏の人では、この文章をもとに描く絵が違う。
この文の主語は?
川端文学の翻訳を多く手がけた、サイデンスティッカーは「The train came out of the tunnel into the snow country」と訳した。
英語は静止画で、日本語は関東地方の雪の無い情景から裏日本の雪のある情景への動画。つまり、日本語には時間の経過がある。

※ しかし、最近思うのだが、群馬県北部も積雪地帯だから、トンネルに入る前も雪国ではないんだろうか?

# 英語を勉強する時に、英語と日本語の違いを認識するには、川端康成の「雪国」の冒頭を読めばいい。その心は。

# 日本語の主語を表すものは「〜は」「〜が」、あれ!「芳賀」だ。
でも、日本語では、「〜は」は主語ではなく主題。浅利誠著「日本語と日本思想」。「日本思想の根本は助詞の《は》にある。」

# 日本語を話すと心が変わる
ほとんどの学生が優しくなる。
話し方も変わり、声が変わり、静かな話し方になり、攻撃的な性格が姿を消す。

※ しかし、日本国内においても、声高々な攻撃的な話し方がある。高校野球の選手宣誓に代表される、いわゆる体育会系という世界で、ある意味、戦時中の負の遺産を引き継いでいる。

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