勝氏
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■ 勝氏: 「勝」の名字の由来

# 勝(かち)氏

・ 百済系渡来氏族。氏名の訓については「すぐり」「まさ」などの諸説があり、「すぐり」であれば古代朝鮮語で村落の首長を意味する「スクリ」に由来する。新撰姓氏録の山城国諸蕃に「勝。上勝同祖。百済国人多利須々之後也」とみえ、一族には写経所などの下級官人となったものが多い。また畿内以外では、近江国・美濃国・備前国に分布した。なお勝には「ウジ(氏)」の他に上勝・茨田勝のように「カバネ(姓)」としても用いられた。このような二面性から、勝はもとは大和朝廷の地方官の称であったものが、その職が世襲されていくうちにカバネ的に用いられるようになり、やがて「氏名」と見なされるようになったことが指摘されている。また勝部(造・君・臣・首)と称する氏族がおもに出雲国にみられるが、勝氏および勝姓氏族とは一応別個のものと考えられる。【出典

姓:真人・朝臣・宿禰・忌寸・道師・臣・連。直・臣・使主・君・公などの詳細】   

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