新撰姓氏録 | |
【参考資料・文献】 | 【利用上の注意】 |
名字の由来のTop | 地名の由来のTop |
名字と地名のMenu | 用語集の索引集 |
スポンサーリンク |
スポンサーリンク |
■ 新撰姓氏録
・ 右左京、山城(山背)、大和、摂津、河内、和泉の1182氏の系譜の記録。戸籍というより紳士録のようなもの。
・ 815年に嵯峨天皇の命により「新撰姓氏録」が編纂され、これが日本最古の家系図?とでも言えようか??
・ これには、全ての氏録を「皇別」「神別」「諸蕃」の三つに分類され、京や畿内に住む1182氏の氏名の由来、分岐の様子、改姓などが書かれている。
・ 1182氏中326氏が渡来人。
# 古代氏族数は1182。3つに分類
(1) 皇別(天皇の子孫):
・ 孝昭天皇: 小野、大宅、真野、久米、柿本、野中、壬生、粟田、吉田
・ 孝安天皇: 吉備、笠
・ 孝元天皇: 阿倍、布勢、高橋、竹田、名張、伊賀、日下、難波、松原、大島、石川、田口、桜井、坂本、雀部、林、紀、田中、川辺、巨勢(こせ)、蘇我、岸田、星川、山口
・ 崇神天皇: 上毛野、下毛野、池田、住吉、田辺、川合、大野、軽部、池原
・ 応神天皇: 八多、榛原
・ 天智天皇: 淡海(あわうみ)、春原
(2) 神別(ニニギノミコトに随従した子孫を天孫、地方に土着していた国神の子孫を地祇[ちぎ]と二分類):
・ 天神: 物部、石上、穂積、弓削(ゆげ)、柏原、軽部、大宅、采女、長谷山、藤原、中臣(なかとみ)、中村、平岡、大鳥、大伴、佐伯、斎部(いんべ)、荒田、竹田、三島、矢田部、犬養、竹原
・ 地祇: 宗形、諏訪、大三輪、大神、我孫、安曇、青海、大和、吉野、賀茂、神
(3) 蕃別(中国、朝鮮の渡来人)
・ その他の中国系: 桑原、檜前(ひのくま)、高安、高向(たかむこ)
・ 百済族後裔: 百済、石野、宮原、雁高、不破、春野、古市、高槻、大原、勝、葛井、三善、広津、岡、真野、広井、錦織、岡原
・ 高麗・新羅後裔: 高麗、狛、糸井、海原、三宅、新羅、高井、黄文(きふみ)