「巨摩」の地名の由来 | |
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■ 巨摩(こま): 山梨県には5つの郡があるが、その中の「中巨摩郡」と「南巨摩郡」の二つの「巨摩郡」が残っている。平成18年(2006年)に小淵沢町が北杜市に編入されて消滅するまで、「北巨摩郡」も存在した。それだけ、山梨県においては「巨摩」の地名は重要だった。「巨摩」については、以前は「駒(馬)」の産地に因むという説が強かったが、現在は古代朝鮮の「高句麗」からの渡来人に由来すると言うのが定説。続日本紀の霊亀2年(716年)に、駿河国・甲斐国・相模国・上総国・下総国・常陸国・下野国の七つの国から、1799人の高麗(こま)人を武蔵国に移して「高麗郡」をおいたとあり、その流れで甲斐国にも高麗人が多く移り住んだと考えられる。【出典】
■ 中巨摩(なかこま): 山梨県中巨摩郡。明治22年(1889年)の郡の分割による。巨摩郡中部のこと。【出典】
■ 南巨摩(みなみこま): 山梨県南巨摩郡。明治22年(1889年)に郡の分割による。巨摩郡の南部のこと。【出典】
■ 北巨摩(きたこま): 山梨県北巨摩郡
・ 巨摩は古代の倭名抄に見える甲斐国の郡名。表記は「巨麻」。明治22年(1889年)の郡の分割に因む。巨摩郡の北部のこと。巨摩は、起源になった地点が不明なので不詳。しかし、「川の曲流」のことではないか。高句麗人云々という説は付会だろう。【出典】