お変わりありませんか | |
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■ お変わりありませんか
# 相手の安否を問う挨拶。「以前と状態が変化していませんか」という意味だが、この「変化」は、悪い方への変化を指しており、言われた方は、「お変わり」がなければ、「相変わらずですよ」とか「元気でやっています」などと答えるのが通例である。もし、「よい方向への変化」があったとして、「実は嬉しいことがありましてね」などと、得々としゃべり始めると、相手は「それはおめでとう」と言いはするものの、ちょっと残念そうな表情を浮かべる。逆に、「身体をこわしました」「事業に失敗して大損しました」などと言うものなら、「それはいけませんね」と心配そうな表情をうかべつつも、「いったい、どうしました」と興味津々でくいついてくる。人は「お変わりありませんか」と相手の安否を気づかいつつ、多少の「お変わり」を期待しているのであって、そんな「お変わりある人」の方がかわいげあるとでも思っているのである。【出典】