■　松平容保（まつだいらかたもり）【出典】

・　１８３５−１８９３年。享年５９歳（病死）。

・　出身地：　江戸。

・　肩書き：　大名。会津藩主。

・　家族：　兄：徳川慶勝、弟：松平定敬。

・　家紋：　会津葵紋。

・　松平容保は、養父の容敬（かたたか）から家督を継いで、１８歳で九代藩主になった。２８歳で京都守護職に就いた。容保は、幕府の主張する公武合体に基づき、京の尊皇攘夷派と交渉したが、彼らが倒幕派だったため、新撰組を起用して敵対した。徳川慶喜が大政奉還を行うと、容保は朝敵となった。慶喜が鳥羽・伏見の戦いで敗退したため、容保も会津で謹慎した。しかし、江戸城が無血開城すると、会津藩は逆賊として新政府軍の征討を受けた。東北地方の諸藩は、会津藩の赦免の嘆願をして奥羽越列藩同盟を結成したが、受け入れられず会津戦争に至った。晩年は日光東照宮の宮司を務めた。　

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