■　榎本武揚（えのもとたけあき）：　「榎本」の名字の由来

＃　父親は備後国の出で、幕臣の榎本家の娘婿となり、幕臣となった。榎本武揚の兄の武与の子孫が俳優の石黒賢。榎本武揚が逓信大臣の時、郵便の記号が「Ｔ」に決まるところだったが、「Ｔ」は世界中で料金不足の記号として使われていたので、武揚が横棒をつけて「〒」の記号とした、という話がある。

＃　榎本武揚の家紋。

■　榎本武揚（えのもとたけあき）【出典】

・　１８３６−１９０８年。享年７３歳（病死）。

・　出身地：　江戸。

・　肩書き：　幕臣。

・　家紋：　丸に梅鉢紋。

・　榎本武揚は、幕臣の子として江戸で生まれた。２７歳で幕府の留学生としてオランダに派遣された。５年後に幕府の軍艦の開陽丸で帰国した直後に、幕府は崩壊して開陽丸も引き渡された。武揚はこれを不服として、旧幕府の艦隊を率いて蝦夷地へ渡り、函館の五稜郭を本営に蝦夷共和国を建てた。しかし、翌年、新政府の艦隊から総攻撃を受けて、五稜郭に立てこもった武揚は降伏した。その後、投獄されたが、その才能を惜しんだ西郷隆盛や黒田清隆らの助力で釈放され、新政府に雇用された。

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