■　大宅（おおやけ）：　「大宅」の名字の由来

・　和珥氏の後裔氏族。本宗氏族の旧姓は臣。天武天皇十三年（６８４年）十一月の朝臣の姓を賜った。氏名は本来は祖の和珥氏の本拠地であった大和国添上郡の大宅郷（奈良市古市町付近）の地名に因む。和珥氏は欽明朝のころの春日氏への改姓に続いて、敏達朝ころから大宅・粟田・小野・柿本氏などに分かれはじめたという。新撰姓氏録の山城国皇別には、小野朝臣と同祖であり、天足彦国押入命の後裔とされる大宅氏が載っており、この大宅氏は山城国宇治郡山科郷大宅（京都府京都市山科区大宅）の地を本拠にしていた。【出典】　

【姓：真人・朝臣・宿禰・忌寸・道師・臣・連。直・臣・使主・君・公などの詳細】