■　金沢（かなざわ）：　神奈川県横浜市金沢区金沢町

・　古くは「カネサワ」と呼ばれた。地名の由来に関しては、釜利谷付近で金糞が多く発見されており、畠山氏とゆかりの深い秩父の金沢村から鍛冶匠が移住し、故郷の名を伝えたものとする説がある。また「カナサワ」を鉄分で赤味をおびた川と解する説や、宮川が曲流する地形にちなみ曲沢を「カナサワ」と称したと推定する説もある。江戸期には金沢八景の名勝地として知られ、六浦荘と同一地域、富岡村以南の久良岐郡域が金沢と総称されるようになったという。【出典】

・　金沢（かなざわ）：　神奈川県横浜市金沢区。秩父から移住した鍛冶とともに移された地名とする説や、曲流する川という説、金気の水の流れる川という説などがある。神奈川と似たような地名で、カナは「崩れやすい地形」のことか。サハはカハとほぼ同意とみていい。【出典】

■　金沢八景（かなざわはっけい）：　神奈川県横浜市

・　横浜市金沢区の海岸部に存在した名勝。中国の瀟湘八景にならい命名されたものと思われる。慶長１９年の「名所和歌物語」にすでに「金沢八景」が見えるが、いわゆる洲崎の青嵐・瀬戸の秋月・小泉の夜雨・乙艫の帰帆・称名の晩鐘・平潟の落雁・野島の夕照・内川の暮雪の八景が定着したのは、元禄７年頃にこの地を旅した明の僧心越禅師の賦した漢詩がきっかけとされている。【出典】

・　金沢八景駅（かなざわはっけいえき）：　京浜急行電鉄・本線。神奈川県横浜市金沢区瀬戸。 

・　その他の「金沢」の地名