ザ・漢字
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■ 常用漢字 ・ 人名漢字

■ 先日、タブレットの電子書籍で立ち読み版をいくつかDownloadして読んでいた。これはいつもの私のやり方で、いくつかの書籍を立ち読みして、その中で興味のあるものを購入するという方法である。その中で先日興味を持ったのが、「成り立ちで知る漢字のおもしろ世界」という本で、「人編」「武器・ことば・祭祀編」「道具・家・まち編」「手と足編」「人体編」「自然物編」「動物・植物編」のシリーズ。この本は「白川文字学」に基づいた漢字の説明の本で、著者は漢字研究家の伊東信夫さん。おや、伊東さん、山形県の出身じゃないですか。
 ということで、このシリーズ本(紙の書籍)を注文しようとしましたが、「人編」だけが絶版だったので、これだけは「デジタル」で、他の6冊は「紙の書籍」で注文。ちなみにデジタル本の価格は税込みで900円、紙の本は税込みで1404円と5割以上も違う。しかし、今回は「紙の本」を注文。その理由はこうです。デジタル本はたとえば「コミック」や「小説」や「雑誌」のように読み通すものにはうってつけだと思いますが、「辞書」のような調べる本には不向き。「ペラペラめくりながら、いったりきたり」というのはどうも苦手。今回の本は、読み通しても面白いとは思いますが、後には「保存して調べる」という使い方が想定されるので、やはり高くても紙の本ですよ。

 ということで、ここでは、これらの本をネタ元として漢字のお勉強。とりあえず「人編」はデジタルでDownloadしたのでそこから見てみましょう。

【木偏】

■ 「梅」
・ 「うめ」の字には「楳」の字も使われた。
・ 音記号の「毎(まい)」は、髪を飾った女性の姿。「梅(うめ)」は中国原産で奈良時代以前に日本に伝わったといわれる。日本では万葉集の時代から梅の香りと美しさがサクラより好まれたとも言う。
・ 元々は「ばい」なのだろうが、日本に伝わってどうして「うめ」の訓読みができたのだろう?

■ 「桃」
・ 「兆」とは、占いのために作った亀の甲羅のひび割れの形をあらわす。
・ 「桃」は鬼を祓う力のあるものとされ、邪気を祓うために使われた。
・ だから鬼退治は「桃太郎」なのかぁ。
・ 【ヤマト王権と十大豪族の正体 物部、蘇我、大伴、出雲国造家 関裕二著 PHP研究所】によると、「鬼」を倒すことができるのは少年(童子)でならなければならない。だから、「桃太郎」とか「金太郎」とかなんだねぇ。「日本武尊」も「少年」を表しているのだろうか?

【人編】

■ 「人」: 「人」は二足歩行を表す。
・ 介・企: 「人」という字が上に寄った、「ひとやね」。
・ 兄・元: 「人」という字が下に寄った、「ひとあし」。

■ 「兄」: 「兄」の上の「口」は「さい(祭)」を意味し、「ひとあし」と合わせて、「祈りを捧げる人」を意味する。家に残って、先祖を祀り神に仕える人が「兄」。

■ 「健」
・ 「建」は、筆をもって設計図をつくり、建物をつくること。
・ 「健」は、人が立って健やかにすごすこと。「健」には、天から与えられた、強いものという意味があった。

■ 介護の「介」は、体の前後に「よろい」をつけた姿。自分の身を守るとともに、人との間を隔てるので、「境界」の「界」の字にも使われる。

■ 住: 「主(しゅ)」はロウソクの火がじっと動かない様を表す。じっと動かない「木」が「柱」で、人が一カ所に動かないのは「住」、車が動かないと「駐」。

■ 佐: 「左(さ)」が元字。「左」は左手に呪具を持ち、神の助けを求めることを表す。「イ」を加えた「佐」が、その「助け」を意味する。

■ 伊: 「尹(いん)」は神官が手に神杖(しんじょう)を持つ形を意味する。「伊」は神の導きによって人を導く人で、聖者を意味する。

■ 「保」: 人が幼児を背中におんぶして、片手を幼児の背中に回している形を表している。

【  】

■ 「字」(あざな)

■ 「鮎(あゆ)」

■ 衛(えい): 真ん中の「口」は「口(くち)」ではなく、街を取り囲む城壁の形を意味する。「口」の上と下は「足跡」をあらわす(右向きと、左向き)。左右の「行」は移動すること。それらを総じて「城を守る」ことを意味する。それも「持ち場を離れないで」というニュアンスがある。自衛、守衛。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 捐(えん)
・ 義援金: 「義」は「正義」の「義」。「援」は「援助」の「援」。昔は「義捐金」と書くのが普通だった。「援」が使われたのは、第二次世界大戦後の国語改革で、難しい漢字はあまり使わないようにしようと定められた結果。
・ 捐: 音読みでは「えん」、訓読みでは「すてる」。「貴重なものを惜しげもなく使う」という意味。

■ 化(か)
・ 別の状態に変わること。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 喝(かつ): 「曷」は音記号の「かつ」。「曷」は死者の骨に対して激しく祈ること。

■ 還(かん)
・ 訓読み: かえる。
・ 還には「ぐるっとまわって戻ってくる」という意味がある。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 絆(きずな)
・ 漢字は馬などを繋いでおく綱を表す。意味としては「自由に動けなくする」。
・ 現在では、人と人を結びつけるという意味で使われることが多い。「親子の絆」など。
【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 金(きん): 昔は青銅のことを「金」といった。「鏡」も昔は青銅で作られていたから「鏡」と「金へん」がつく。

■ 唇(くちびる): 音記号の「辰(しん)」はハマグリが足を出して動く形を表し、動くものを意味する。たしかに、「音」を出すときには唇をふるわせるよなぁ。「振」「震」「娠」もみな震える。

■ 鯨(げい): これは「オスの鯨」をあらわし、メスの鯨は「鯢(げい)」という。

■ 呟(ケン、つぶやく): 玄は、もともとは「くろい」という意味。つぶやくとは、「自分にしか聞こえない程度の声で言葉を発すること。でも聞いてほしい。」【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 口(こう): 人間の口の形を表す。

■ 咬(こう): 音記号の「交」は、「足を組み合わせて立つ人の姿。「咬」は上顎と下顎を噛み合わせてものを噛むこと。しかも、もとは「黄鳥」という鳥の「交交」と鳴く声であるといい、「咬咬」というのも鳥の鳴き声。噛むという意味になったのは後のこと。

■ 宍(しし): 「肉」と「宍」は同じ漢字で、宍は中国の六朝時代に、肉の字を書きやすく変型させたもの。
・ 猪(いのしし): 「猪の肉(いのしし)」。猪を「いのしし」と読むか「いの」と読むか?

■ 社(しゃ、やしろ)
・ 社は、土地の神様を祭っている場所を示す漢字。神社。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 省(しょう)
3つの意味
 /兇衒屬辰討茲みる。反省、自省。
◆‐覆。省略、省力化。
 役所を表す。財務省。
【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 食(しょく): 「食」は甲骨文字で、「器に盛ったごちそうの上に、蓋をかぶせた形」を表す。自分で食べる料理の器に蓋をすることはまれで、「だれかに食べさせる」ためのものか?つまり、「食」には「食べさせる」という意識が潜んでいる。「餞別」の「餞」も「旅立つ人にごちそうする」という意味。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 丼: 中国では「セイ」と読み、井戸のことを言う。「井」の中に「・」があるのは、水があり「ドブン」と音がすることらしい。「ドブン」→「ドンブリ」?(笑)【漢字の民俗誌 丹羽基二 大修館書店】

■ 晴(せい): 「晴」は真っ青な天気のことだが、昼の晴れた日を「晴」という。夜は「?(夕+生)・せい」という。

■ 舌(ぜつ): 「口から舌がでる形」だが、そもそも、その舌は人間の舌では無く「蛇の舌」といわれる。

■ 租(そ)
・ 租税の「租」と「税」は同じ意味。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 息(そく)
・ 「息」には、「子供を生み、育てる」という意味がある。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 茶(ちゃ): 普通は「チャ」と読むが、茶道の「サ」と読むのは、鎌倉時代頃に伝わった中国語の発音が変化した、比較的新しい読み方。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 黜(ちゅつ)
・ 地位を下げる、仕事をやめるという意味。
・ 黜免(ちゅつめん): ポストを取り上げて辞めさせる。
・ 黜罰(ちゅつばつ): 仕事を辞めさせて罰する。
【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 菜(な): 「菜」とは、野菜に限らず、広く「副食全般」を意味する。「一汁三菜」などが代表的。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】 

■ 韭: 「韮(にら)」の部首は「草かんむり」ではなく、「韭(にら)」。「韭」を部首とする漢字は「韭」と「韮」しかないそうだ。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 歯(は): 音記号の「止(し)」と「口の中の歯をあらわす形」が合体した。

■ 番(ばん): 木枯らしは1号だが、なぜに春一番か?番は「ある役割を次々と交代して担当する」という意味。号は「大声を出す」という意味。転じて「呼び方」を指すようになった。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

s

■ 門(もん)
・ 門構えの漢字は約40個ある。
・ 古代の宮城護衛の武官の長官を「門」、その家臣を「門部」といった。
【漢字の民俗誌 丹羽基二 大修館書店】

■ 齢(れい): 「令」は音記号。動物や人間の幼児は、歯の状態をみるとおおよその年齢がわかる。

■ 「ひげ」
※ 「ひげ」と言えば、一般には「髭」が思い浮かぶが、ある場所によって漢字が違うとは知らなかったなぁ。
・ 髭: 口ひげのこと
・ 髯: 頬ひげのこと
・ 鬚: 顎ひげのこと
・ 鬢: 頬ひげに繋がる耳の前の毛のこと

■ 「恋」(れん・こい)


■ 叶(かなう)

■ 験(けん)

■ 宿(しゅく)

■ 彗(すい)

■ 政(せい)

■ 田(でん)

■ 松(まつ)


■ 逢う: 「程なく別れる」という意味の背景がある。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 漢字の因数分解
# 「恋」は下心、「愛」は心を受け入れるか、なるほど。漢字の因数分解は面白いな。
# 「粋」な生活をすると、「厄」がない。これは「米(88)」+「卆(90」があるが、間の「厄・やく(89)」が無いということですね。

■ 人は毎朝生まれ変わる
「面白いほど幸せになる漢字の本 中経の文庫」を読んでいたら、「人は毎朝生まれ変わる」ということが書いてあった。
その訳は?
「朝」という漢字を分解すると「十月十日」となる。「十月十日」は「出産」、つまり「人の誕生」を意味する。従って、人は毎朝生まれかわるということのようだ。
※ 漢字の因数分解、こういうの好きなんだよなぁ。

■ 人生とは
「面白いほど幸せになる漢字の本 中経の文庫」によると、「人生の36%は泣いて暮らし、人生の64%は笑って過ごす。つまり、人生は楽しいことの方が多い。」のだそうだ。
その心は?
・ 泣く: シクシク = 36
・ 笑う:  ハハ・ハハ = 64
しかし、足すと100になるとはなんたる偶然なのか、それとも必然なのか?

■ 大字(だいじ)
・ 金額の改変を防ぐために使う、普通よりも複雑な漢字。「一 → 壱」「二 → 弐」。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】

■ 「時」とは
「面白いほど幸せになる漢字の本 中経の文庫」によると、時という漢字を分解すると「日」+「十」+「一」+「寸」となる。つまり、一日のうちには、「十(プラス)」の時も「一(マイナス)」の時も「一寸だけ」あるのだそうだ。また、解釈を変えると、「十(プラス)」の時が「一寸だけ」あるとも言える。

■ へい〜。
・ 板塀の「へい」ですが。
・ 中国の「へい」は「土偏」が無い「屏」。「塀」は国字だそうだ。意味は「土で作った土地のしきり、外からみえないようにするしきり」【誰も知らない語源の話 増井金典 ベスト新書】
※ 「へい」そうなのか、と、驚いてみる。ということは、昔は「へい」は土でできていたっていうことなんでしょうねぇ。土塁か?秀吉の作った「御土居」もにたようなものか?

■ 猥褻(わいせつ)
・ 猥褻の褻の部首は「衣」で、上下に分かれており、「わりごろも」と呼ぶ。「褻」はもともと、肌着や下着を意味し、そこから転じて、「性的で下品な」という意味でも使われるようになった。つまり、「素肌に直接触れるよりも、下着に手を伸ばす方がよっぽどスケベ」という意味。 人間だけが感じる文明的なエロス。その点、「猥」は「けものへん」ですから、動物の本能に基づく野性的なエロスを意味する。【漢和辞典的に申しますと。 円満寺二郎 文春文庫】


【参考図書】
・ 成り立ちで知る漢字のおもしろ世界「人編」「武器・ことば・祭祀編」「道具・家・まち編」「手と足編」「人体編」「自然物編」「動物・植物編」 伊東信夫著 スリーエーネットワーク
・ 面白いほど幸せになる漢字の本 中経の文庫
・ その他 

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