披露口
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■ 披露口

 披露口(史料)は江戸時代奏者番の記録を書き写した物。これをみると、当時の大名や旗本などの固有名詞の読みがわかる。松浦なんか、今は素直に迷わず「まつうら」ですが、古代の地名も「まつら」ですからねぇ。

・ 三宅(みやけ): 三河国田原藩。「みやけ」の他に、なんか読みあるのかな?

・ 松浦(まつら): 肥前国平戸藩。今は「まつうら」読みですが、かつては「まつら」。もともと「末羅国」に由来しますからね。今の佐賀県唐津市周辺かな?

・ 山内(やまうち): 土佐国土佐藩山内一豊は「やまのうち かずとよ」と記憶していますが、文献では「やまのうち」ではなく、「やまうち」のようですね。

増山(ましやま): 伊勢国長島藩。「ますやま」と読みそう。

・ 米倉(よねぐら): 武蔵国六浦藩。「よねくら」と読みそう。

米津(よねきづ): 出羽国長瀞藩。これは読めない。

建部(たけべ): 播磨国林田藩。「たけべ」「たてべ」でしょうね。

・ 朽木(くつき): 丹波国福の知山藩。「くつき」「くちき」でしょうね。

・ 前田(まえだ): 加賀国金沢藩。これ、なんで?と思いましたが、どうも昔は「まいだ」と読むのが普通だったようで、奏者番上野国七日市藩前田家に問い合わせたという記録があるようです。

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