「富士山」の由来
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■ 富士山(ふじさん)

・ 「富士山」の地名は「くし山」に由来する。「くし」とは「奇(くし)」とも書き、強い呪力(じゅりょく)を持つ有り様を指す。神が不思議をあらわすさまを「奇魂(くしみたま)」と言う。
日本には、古くから「神の宿る山」をあらわす「ふじ」の地名が多くあった。しかし、日本一の山である富士山の事が知れ渡ると、各地の「ふじ」の山は名前を変えた。万葉集では富士山は「不尽(ふじ)の山」と記されている。

・ 駿河国の福慈(ふじ)の岳(やま)と書いた。

・ 常陸国風土記では富士山は福慈岳(ふじのたけ)と書いた。

# それと地名伝説でうろ覚えですが、富士山の神様と筑波山の神様は兄弟だそうで、あるとき、母親が訪ねてきたときに、富士の神は邪険に扱ったが、筑波の神はもてなしたそうだ。そのため、富士山は罰として年中雪をかぶり人が寄りつかないようになり、筑波には人が訪れ賑わったという話も。

# 富士山の「フジ」の意味【出典

・ 「フジ」の語源説には10以上ある。

・ 花の「藤」や、「フジ(虹):羽後飛島、静岡県志太郡」「ブチ(山の急にけわしくなった所)奈良県吉野郡)」「フチ(澪のこと)南島小浜島」などがあるが、共通するのは「急に下がった状態」を示している。それらから、富士山の「フジ」も、日本語の古語で、「天空にかかる美しいスロープの美しさ」に与えられた言葉と考えられる。

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