「高井戸」の地名の由来
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■ 高井戸(たかいど): 東京都杉並区高井戸

高井戸は江戸の四谷の大木戸を出て甲州街道の一番目の宿場町だった。

高井戸は日本橋から四里あり遠かったので、途中に新たに宿場町を作った。その場所は徳川家康が江戸入府の際に高遠藩内藤家が警備のために陣をはっていたために、内藤家の領地として拝領した場所だったため内藤新宿と呼ばれ、今の新宿に至る。

【参考】江戸四宿: 内藤新宿品川板橋千住

・ 高い丘陵地なので、井戸を掘っても水がでない。「掘り兼ねない」ところをいう。【東京23区の地名の由来 金子勤 幻冬舎】

・ 甲州街道の最初の宿場は内藤新宿ができるまでは高井戸で、また参勤交代で甲州街道を利用する大名は信濃国高遠藩飯田藩高島藩の三家だけだった。高井戸は「高いお堂」にちなむという説がある。しかし、やはり「井戸」に由来するのではないだろうか。【お江戸の地名の意外な由来 中江克己 PHP研究所】

・ 高井堂とも書く。甲州街道沿いの地。戦国期には「無連・高井堂」と見え、田沢義章はこれを「武州多摩郡無連村・高井戸村」に比定している。文明18年の道興准后の「廻国雑記」では「ほりかねの井、見にまかりてよめる。今は高井戸と云う」と記され、掘兼の井(高井戸)より起こったとある。江戸期には甲州街道の内藤新宿(新宿区)の次宿となった。【出典

・ 高井戸: 武蔵野台地は、地下水位が低いため、井戸を掘ってもなかなか水がでず、「掘兼(ほりかね)の井戸」つまり「掘るのが難しい」と呼ばれた。【地形を感じる駅名の秘密 東京周辺 内田宗治 じっぴコンパクト新書】

・ 高井戸(たかいど)駅: 京王井の頭線。東京都杉並区高井戸西。

・ 八幡山(はちまんやま)駅: 京王線。東京都杉並区上高井戸。「山」は八幡神社をあらわす。大正7年の開業時には松沢駅(周辺の地名)だった。昭和12年に区境を越えて移転し、八幡山駅とした。【地形を感じる駅名の秘密 東京周辺 内田宗治 じっぴコンパクト新書】

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