「巣鴨」の地名の由来
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■ 巣鴨(すがも): 東京都豊島区巣鴨

近くに石神井川が流れ、それに臨んだ地域として州処面と名付けられた。
※ 州処面からどうして巣鴨になったんだろう?

・ 江戸時代は大名屋敷や商家の寮などの庭園のための樹木などの需要が多かったの、江戸の北部では「樹木」や「花器」の栽培が盛んだった。特に巣鴨のあたりでは「菊」の栽培が多く行われていた。

・ 昔、この辺は湿地帯で所々の池に鴨が群生して巣を作っていたことに由来する。

・ 巣鴨(すがも):  東京都豊島区巣鴨。須賀茂・菅面・洲鴨・洲処面とも書く。地名は地形に由来するといわれ、大きな池があって鴨が群れ棲んでいたから洲鴨とも、また、近くに石神井川が流れ、それに臨んで洲処面の名がつけられたとも伝えられているが確かでない。【出典

・ 「ス」は石神井川、谷端川の州のこと。「カモ」は萱が繁殖していることを意味する。【出典

・ 「スガモ」とは石神井川の砂地に面した地で、「州処面(川縁の砂地に面した土地)」が転訛したもと思われる。【東京の地名 地形と語源をたずねて 筒井功 河出書房】

・ かつては「菅面」「菅茂」と書いたが、江戸時代の中頃に「巣鴨」になった。石神井川流域に「すげ」が一面に茂っていたことに由来する。【東京23区の地名の由来 金子勤 幻冬舎】

・ 享保17年(1732年)の「江戸砂子」には、「このあたり、いにしえには大きな沼がいくつもあって、さまざまな鳥が多くいた。なかでも鴨が多かったのでこの名が生じたという。」とある。しかし、「巣鴨」は地形に因むという説が有力。「すがも」は戦国時代からみられ、「須賀茂」「菅面」「洲処面」「洲鴨」などと書いた。石神井川の「すが」、つまり「川に流されてきた砂が小高くなっている砂原」に関係がありそう。【お江戸の地名の意外な由来 中江克己 PHP研究所】

・ 巣鴨駅(すがもえき): JR東日本・山手線。東京都豊島区巣鴨。巣鴨の由来は、大きな池があって鴨が群れて棲んでいたから「州鴨」と言ったとか、近くに石神井川が流れ、それに臨んでいたので「州処面」と言ったなどの説がある。【地形を感じる駅名の秘密 東京周辺 内田宗治 じっぴコンパクト新書】

・ 巣鴨新田駅

■ 巣鴨御駕籠町: 東京都豊島区駒込周辺

・ 元は巣鴨村だったが、元禄10年(1697年)に、中山道の道筋に御駕籠衆51人が屋敷を拝領しこの地名ができた。【お江戸の地名の意外な由来 中江克己 PHP研究所】

・ 職業由来の地名集

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