「鬼」の地名
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「鬼」のつく名字  
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■ 「オニ」の資料集


■ 男鬼(おおり): 滋賀県彦根市男鬼町

■ 鬼神谷(おじんだに): 兵庫県豊岡市竹野町鬼神谷。地名は、美含(みくみ)鉱山地帯に属し、古来金鉱石の採掘が行われたところで、鬼神は鉱夫を指し、鉱夫の在住の地であったことにちなむと思われる。【出典

■ 鬼王(おにおう): 新潟県柏崎市西山町鬼王。地元では「おによ」と呼ぶ。地名の由来には2説ある。一説は、建保年間和田義盛の嫡孫鬼王丸が長峰山に住んだという伝説による説、もう一説は承応3年にできた二田物部神社由緒の「仁王門の跡、今鬼王村と云ふ、御仁王と云意也」という説である。【出典

■ 鬼垣内(おにがかいと): 京都府。南北朝期から戦国期にかけて山城国愛宕(おたぎ)郡にみられた地名。別称「小辻」。鬼垣内は現在の左京区下鴨松ノ木町あたりか左京区賀茂半木町北西部。【出典
# 「カイト、カキウチ」の資料集

■ 鬼木(おにぎ): 新潟県三条市鬼木。古来苧(お)の産地で、8月の盛夏に苧小屋を建て苧釜を据え、釜棒で掻きたて引き上げて苧挽きをした。地名は、苧煮・苧挽きの忙しさを地獄絵に例え、「おにぎ」といったものという。【出典

■ 鬼窪(おにくぼ): 埼玉県白岡市周辺。南北朝時代から武蔵国埼西(きさい)郡にみられる地名。正平年間、この地に高麗氏や鬼窪氏の名が見える。【出典

■ 鬼窪(おにくぼ): 愛媛県西予市(旧宇和町)。「おにがくぼ」ともいい、鬼ケ窪とも書く。【出典

■ 鬼首(おにこうべ): 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首 

■ 鬼越(おにごえ): 山形県寒河江市慈恩寺鬼越。南北朝時代から出羽国(当時の)最上郡北寒河江荘にみられた地名。【出典

■ 鬼古賀(おにこが): 福岡県大川市鬼古賀。鬼空閑とも書く。地名の由来は、未開の荒地を意味する空閑が古賀に転訛したとする説がある。【出典

■ 鬼崎(おにざき): 愛知県常滑市(旧鬼崎町)。鬼ケ崎とも書き、「おにがさき」とも呼ぶ。知多半島中央部、伊勢湾岸に位置する。地名は、知多半島西海岸の三大岬の1つとされていた鬼ケ崎による。鬼ケ崎の名については、伊勢の鈴鹿山を正面に見ることによるという説、「器ケ崎」が転じたという説、大岩洲広瀬があって時々破船するため水主が恐れて鬼ケ崎と称したという説がある。【出典

■ 鬼石(おにし): 群馬県藤岡市鬼石。古くは尾西と称した。「上毛風土記」「上野志」には鬼子の名も見られる。地名の由来について、「上野国志」は昔弘法大師が御荷鉾山に住む鬼を調伏した折鬼の持っていた石を放り投げ、その石の落ちた場所が鬼石であると伝える。また一説には古来御荷鉾山から山中・三波川・鬼石・秩父にかけて鬼の太鼓ばちと呼ばれた石棒などの石器の用材が産出され、鬼石がその製造地・集散地であったことによるともいわれる。【出典
・ 「ヲ(高くなった所)」+「ニシ(西)」で、「山の西側」のことか。三波川の奇岩奇石説は疑問。【出典

■ 鬼死骸村(おにしがいむら): 岩手県一関市

■ 鬼石原(おにしはら): 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉鬼石原。地名の由来は鬼に似た巨石があるため、また人を捕食した鬼が石に化したからとも伝え、また西方の刈田岳を尊称して御西と呼んだともいう。【出典

■ 鬼住(おにずみ): 旧河内国(大阪府河内長野市の旧川上村)。鎌倉時代から戦国期にかけて、「小西見郷」の名が見える。地名の由来は、往古鬼が住んだことによるという。小西見が鬼住であることは応仁2年10月29日の僧定俊寄進状に小西見郷御堂の前の地を小西見の薬師瑠璃光如来に寄進するとあり、この小西見郷の御堂がすなわち薬師堂であることを示しており、明応7年7月7日の道空寄進状に見える鬼住薬師堂と同一と判断されるところからもわかる。【出典

■ 鬼住山(おにずみやま): 鳥取県日野郡溝口町の伯耆溝口駅の東に位置する山。山名の由来は、孝霊天皇が自ら軍を率いて、この山にいた、鬼どもを退治したが、この時の行宮が“ささふくさん”(楽々福神社=笹でふいた家)で、鬼が住んでいた山を、鬼住(きすみ)山と呼んだという。この地方の伝説に登場する鬼は洪水を受けやすい土地をさすという説もある。【出典
※ 現在は「きずみやま」って読むのかな?

■ 鬼津(おにづ): 福岡県遠賀郡遠賀町鬼津。地名の由来は、官道が通る官津(おんづ)、または県主の熊鰐の津からの鰐津(わにつ)が転訛したものという。また木津に由来するともいう。西の浦・堂の浦・井の浦・北の浦などの小名を含むことから、当地が入海であった時期の船着場(津)に由来する点では共通していると思われる。【出典

■ 鬼取(おにとり): 奈良県生駒市鬼取町。役行者が儀学・儀賢の2鬼を捕えたところであることに由来するという。【出典

■ 鬼木(おにのき): 福岡県豊前市鬼木。地元では「おんのき」ともいう。地名の由来は、求菩提(くぼて)の鬼伝説にまつわるもので、鬼ノ木とよばれる楠の大木によるといわれる。鬼木掃部丞の居館跡があり、鬼ノ木城という。【出典

■ 鬼の舌震(おにのしたぶるい): 島根県。出雲国風土記によると、ワニ(サメ)の慕(した)ぶるがなまったといい、片想いのワニの悲恋伝説がある。
・ 出雲国風土記によると、「震(ひがし)」「坤(にしみなみ)」は「易の掛」による方位表示で、「(出雲国は)、国全体の形は、震(ひがし)の方を首(はじめ)とし、坤(にしみなみ)の方を尾(おわり)とするとある。

■ 鬼袋(おにふくろ): 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町鬼袋町。地名の由来は、山中での事故を鬼の行為と関係づけ、鬼の住む森にたとえて鬼袋と呼んだものと考えられる。【出典

■ 鬼伏(おにぶし): 新潟県糸魚川市鬼伏。木浦川と古川の間、日本海に臨む。かつては港があり大船も停泊したといわれるが大崩れのため埋没したという。【出典

■ 鬼丸(おにまる): 佐賀県佐賀市鬼丸町。

■ 鬼村(おにむら): 島根県大田市大屋町鬼村。地名は修験道の霊場で、前鬼王出生の地であることによるという。【出典

■ 鬼屋(おにや): 石川県輪島市門前町鬼屋。能登半島北部、八ケ川の支流鬼屋川の小さな谷あいに位置する。地名の由来は「昔この地に鬼がいた」といわれることにちなむという。【出典

■ 鬼柳(おにやなぎ):  岩手県北上市鬼柳町。地名の由来は、和賀川べりに楊柳や荻が密生していることから荻柳(おぎやなぎ)と称され、それが鬼柳に転じたとか、老柳(おいやなぎ)あるいは淵柳の転じたものなどの説がある。【出典

■ 鬼脇(おにわき): 北海道利尻郡利尻富士町鬼脇。利尻島南東部。地名は、アイヌ語のオンネワキに由来するが、その意味については、「大事な岸の所」、「老いたる者の在る所」、「清き水を汲出す所」など諸説がある。江戸期の松浦武四郎「再航蝦夷日誌」ではヲン子ワキとあり漁小屋が置かれている。【出典

■ 鬼籠野(おろの): 徳島県名西郡神山町鬼籠野。地名に関しては、往昔この地で里人を苦しめていた悪鬼を退治するため天児屋根命の末孫藤原某が祈祷をしたところ、六神降臨して神力によって悪鬼を谷へ追いこめ退治したため鬼籠野と称したとする伝承がある。なお当地の一の坂はかつて佐々木経高一族の悲劇的故事にちなんで弓折(ゆみおれ)と称されていたが、その後蜂須賀家政が弓折の呼称を忌み嫌い、城下より最初の坂路という意味で一の坂と改称したともいう。【出典

■ 鬼童(おんどう): 福岡県柳川市鬼童町。「おんど」ともいう。地名は陰土(おんど)、湿地帯の意味に由来するという。【出典

■ 鬼神野(きじの): 宮崎県東臼杵郡美郷町南郷区鬼神野。地名の由来については、昔当地は深い草地で秋冬になると黄いろい野原となることから黄地野といわれ、それが転化したものとも、あるいは雉が多くいたことから雉野と呼ばれ、鬼神野と書き改められたとも伝えられる。【出典

■ 鬼無里(きなさ): 長野県長野市鬼無里。中世には裾花川上流の鬼無里盆地一帯を称し、近世に入って裾花川の左岸を鬼無里村、右岸を日影村に分けたものか。小字小鬼無里が地名の発祥地。地名の由来は木流し里の略かともいう。伝説では、昔当地に住んでいた鬼女を平維盛が誅してから鬼無里と改称したと伝える。【出典
・ この地は麻を栽培し、「木麻の里」とも呼ばれていた。
・ 「きだ(刻まれた地形)」+「さ(接尾語)」の転で、「川に浸食された地形」のことか。【出典

■ 鬼泪(きなだ): 千葉県富津市桜井総稱鬼泪山。千葉県君津市鬼泪。

■ 鬼ノ城(きのじょう): 岡山県総社市。「温羅(うら)」という名の鬼神が居城を構え、西国から京に送る物資を奪い、婦女子を暴行したことから、この地を「鬼ノ城」と読んだという伝説がある。【出典

■ 鬼身城(きのみじょう): 岡山県総社市山田に所在する中世の山城。至徳年間には今川氏の名が見え、文亀年間には上田氏の名が見える。天正3年、毛利氏によって落城。毛利氏の家臣の宍戸家の居城となって、城代として佐々部美作守が在番した。

■ 鬼女洞(きめんどう): 岡山県新見市にある鍾乳洞。

■ 女鬼(めき): 三重県。人喰い鬼が住んでいた伝説による。鬼に喰われた女の幽霊が目撃されているとも言う。

■ 滅鬼(めっき): 富山県富山市八尾町滅鬼

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