「ささべ」の地名 | |
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■ 「雀部」の主な地名
・ 丹波国吉富荘に雀部(ささいべ)村(京都府南丹市八木町雀部)があった。大堰川(桂川)流域。
・ 上野国佐位郡に雀部郷(ささいべのごう)があった。今の群馬県伊勢崎市のあたりで、東急本の訓(日本語による読み)は佐々伊倍。
# 雀部郷(ささべのごう): 旧三河国。愛知県。
・ 平安期に見える郷名。「和名抄」三河国宝飯(ほい)郡十三郷の1つ。東急本の訓は「散々倍」。「三河国古蹟考」は「今一ノ宮近辺を呼びて篠目郷と曰へり、是雀部の遺也」とし、現在の一宮町周辺に比定している。【出典】
・ 摂津国武庫郡大島雀部荘(ささいべのしょう)があった。これは、武庫郡内の雀部郷の雀部荘と大島郷の大島荘とが一緒になったもので、今の兵庫県尼崎市周辺にあたり、後白河天皇の後院領と言われる。
# 雀部(ささいべ): 京都府
・ 由良川の流域、土師(はぜ)川の合流地点より上流部に位置する。地名の由来は、仁徳天皇の名代である雀部が存在したことによるという。【出典】
・ 京都府福知山市内に「雀部」という地名があった?京都府福知山市前田に「雀部公園」があり、市内に「福知山市立雀部小学校」「雀部幼稚園」「雀部簡易郵便局」などがみられる。
【雀部荘】(ささきべのしょう)
・ 丹波国天田郡(現在の京都府福知山市上佐々木,下佐々木)にあった荘園
■ 「笹部」の主な地名
・ 長野県松本市笹部: 犀川支流奈良井川下流右岸に位置する。地名の由来について「松本市史」は「信濃地名考に雀部(ささいべ)のかばねに基くといへり、或は又雀部(ささきべ)と云ふ、御名代の名残なりとも云ふ説あり、東鑑所載の庄(捧(ささげ)荘)も、亦此の地名の因となりしなるべし、さゝきべよりさゝいべ・ささけと転じ、遂にさゝべとなりしならん」とする。当地の開発者は笹兵衛といわれる。【出典】
・ 京都府京都市右京区京北宮町笹部
・ 京都府舞鶴市笹部
・ 兵庫県川西市笹部: 古くは篠部とも書く。西流して猪名川に合流する初谷川流域。地名の由来については、「新撰姓氏録」左京皇別上42氏のうちにみられる武内宿禰の子孫にあたる雀部朝臣がここを本拠として原野を開墾したとの説があり、開拓者の姓であると伝える。【出典】