災害にまつわる地名伝説等のあるところ
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■ 災害にまつわる地名伝説等のあるところ【地名は警告する 日本の災害と地名 谷川健一】より

# 経塚(宮城県南三陸町水戸辺): 「津波が押し寄せてきたときに、一人のお坊さんがあまりに高い津波が鎮まるようにとお経を唱えた。すると、その高台のお坊さんのいる手前で津波は止まった。」。この話は貞観の大地震による津波の話と言われる。

# 浪分神社(宮城県仙台市若林区霞目): 1611年の慶長三陸津波の際、このあたりで津波が二手に分かれて引いていった。神社の位置は海岸から約5.5Kmで標高は約5m。白馬にまたがった海神が、大津波を南北にわけて鎮めたという伝承もある。

# みちびき地蔵と供養碑(宮城県気仙沼市大島)
あの世に導くお地蔵様という伝承があり、昭和の初めにお堂が建て替えられたが、東日本大震災の津波で流された。

# 念仏田(宮城県仙台市宮城野区岡田)
慶長16年の津波の際に、岡田地区は8日間も冠水した。住民たちは小高い念仏田に避難し念仏を唱えた。その願いが叶えられ、海水が引いた。以来、この地を「波凪(なみなぎ)」というようになった。

# 念仏橋(宮城県多賀城市八幡)
津波のために何回も橋が落ちた。そのため通行に困っていたが、享保年間に老婆たちが10年間念仏修行して、橋がかかった。

# 残谷(のこりや・宮城県南三陸町入谷)
大津波で周辺の家はみな流されたが、1軒だけ残った。残家(のこりや)から転じたものか?

# 大船沢(宮城県南三陸町入谷)
海岸から離れた奥地だが、津波の際に水尻川を津波が遡上し、船が流されてきた。 

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