名字が増える場合減る場合
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■ 名字が増える場合、減る場合

 現在は、名前を変えることは法的には可能だが名字を変えることはできない(例外的には可能な場合もあるが)。

 たとえば、佐藤さんと鈴木さんが結婚した場合にはどちらかの名字を名乗ることになるが、新しい名字をつけることはできない。また、その夫婦が離婚した場合にも、離婚した妻がそのまま結婚時の姓を名乗るか、結婚前の旧姓に戻るかという選択は可能だが、新しい名字にするということは不可能なのである。しかし、例外的には新しい姓ができる場合はあり得る。それは外国人の日本国籍取得によって名字をつける場合である(帰化人の名字)。つまり、名字が増えるということはあり得るのである。では、名字が減る場合だが、これは日常的に多くあり得る。たとえば「A」さんと「B」さんが結婚してBさんがAという名字に変わるとき。Bという名字を名乗る人が他にいなければBという名字は消えるし、またBという名字の人が死亡してもその名字は消えるのである。したがって、名字が増えるケースは希だが、減るケースは日常的に起こりえるので、長期的には名字は少しずつではあろうが、減っていくのだろうね。ただ、今後の日本の社会情勢の変化によって日本国籍取得者が急速に増加でもすればこの限りにあらずですが。

・ ところで、歴史上名字の数が急速に増加した時期が二つあると言われます。一つは、中世に武士の移動によって、その領地の地名を名字にすることが流行った時期で有り、もう一つは明治維新に国民全員が公式に名字を名乗ることが可能となった時期と言われます。

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