興味津々
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■ 150314: 興味津々

 「鉄道発祥国で存在感 日立の車両、英上陸 ZAKZAK」

日立の下松工場で製造された英国の都市間高速鉄道計画(IEP)向けの車両が英国に初上陸したらしい。「電化・非電化区間をスムーズに走行できるハイブリッド型の高速車両」とあるが、このハイブリッドって「小海線方式」か「烏山線方式」なのか興味津々。

まぁ、前振りはここまでにして、この「津」の漢字が使われる地名は全国に見られるが、代表的なのは、「三重県の津」と「滋賀県の大津」。どちらも海沿いで「港」というイメージとマッチするが、「岡山県の津山」となると、山に港があるのか?という疑問も出てくる。

しかし、もともと「津」には「港」という意味の他に「つらなる」という意味もある。その代表が「興味津々」であるし「津波」である。「波がつらなる」とはうまい表現だよなぁ。しかし、この「津波」もいまや「tsunami」という国際語。この「tsunami」という国際語が日本に逆輸入されて「ツナミ」と標記され、本来の「津波」という意味が忘れられる日が来ないように願いたい。「名字」「地名」そして「言葉」は日本の偉大なる文化遺産だと思います。

ところで、岡山県の津山だが、私は当初「山がつらなる」に由来するのかと思っていたがオオハズレ。角川日本地名大辞典によると、『地名の由来は、「森家先代実録」によれば、慶長9年鶴山を津山と改めたとあり、鶴は森家の家紋、一方津は同じ倭訓で平易であるから改称したという(津山市史)。また、津山は津のほとりの山の意でこれが語源という説もある。』とのこと。まぁ、多くの由来に共通することですが、諸説あって結局不詳という事のようです。また同じ「津山」でも、宮城県、山形県、新潟県の津山は「合併地名」で、ますますわからなくなるんですよねぇ。

・ 津山町(つやまちょう): 宮城県登米市津山町。昭和時代に宮城県にみられた町名。柳津(やないづ)町と横山村が合併して成立。

・ 津山村(つやまむら): 山形県天童市明治の中頃から昭和の半ばにかけて、山形県村山地方にあった村名。山形盆地の東部山麓、倉津川左岸に位置する。貫津・山元の2か村が合併して成立。大字は旧村名を継承。役場は大字貫津に設置。村名は両村の一字を組み合わせて命名。

・ 津山村(つやまむら): 明治時代に新潟県北魚沼郡にみられた村名。信濃川支流魚野川下流域。和南津・中山の2か村が合併して成立。旧村名を継承した2大字を編成。村名は旧村名から1字ずつとった。 

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