【招又】
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■ 150311: 【招又】

今日は東日本大震災から四周年。被害を受けた方々には、再度おみまい申し上げます。

ところで、今回の地震による被害の多くは津波によるものと言われています。人の人生は地球の歴史にくらべるとほんの一瞬。「今まで経験したことが無い」という経験則にとらわれず過去の歴史を肝に結んでおく必要があるでしょう。そこで着目するのが「地名伝承」で、特に津波に関しても沢山の地名伝承が残っているようです。その中から代表的なものをご紹介します。

・ 宮城県七ヶ浜町招又(まねきまた): 1611年の津波の時、浜を逃げ惑う人達に、こっちに上がってこいと招いた。東日本大震災でも、一番高い所は被災しなかった。

・ 仙台市若林区霞目(かすみのめ)の浪分(なみわけ)神社: 津波がここで二手にわかれた。

・ 保呂毛(ほろけ): 宮城県南三陸町の水尻川の河口から1.5Km。津波が来たところをあらわす、アイヌ語の「ホロックル」に由来する。

・ タタカイ沢: 宮城県南三陸町の水戸辺川上流。慶長年間の津波がここまで遡上し、海水と真水が戦った。このあたりには津波伝承の地名が多く存在する。

・ 今切: 明応地震津波で、それまで淡水湖だった浜名湖の出口が切れたことに由来する。

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