丁子 | |
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■ 150128: 丁子
これ、読める人は少ないだろうなぁ。千葉県香取市(旧佐原市)丁子(ようろご)。
古くは「丁古」と書いた。昔は、21〜60歳の男子が公役にかり出され、これを「よぼろ(よほろ)」と言い、漢字で「丁」と書いた。「丁子」は香取神宮に所属する「ようろ(労働者?神輿を担ぐ人たち?)」が住んだところではないかと言われる。
日本書紀の武烈天皇3年11月条に「信濃国の男丁(よほろ)を発(おこ)して、城(き)の像(かたち)を水派邑(みまたのむら)に作れ」とある。ここでは「労働者集団」を「男丁」と言っている。そういえば丁稚(でっち)という言葉もあるねぇ。
ところで、「よほろ」とは膝の後ろの凹んだ部分(ひかがみ)を意味し、膝窩(しっか)ともいう。読みは同じでも語源はまったく違うのか不明。
それにしても、膝の後ろの凹んだ部分を表す用語、初めて目にしました。