美濃国
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# 旧東山道。

# 現在の岐阜県の南部。

# 太閤検地での石高: 54万石。【戦国大名県別国盗り物語 八幡和郎 PHP文庫】

# 延喜式による国力順位(納税額による)【本当は面白い「日本中世史」 八幡和郎】。美濃国は15位。

# 美濃国は、古くは「三野」と書かれた。

# 美濃国の一宮は岐阜県垂井町の南宮神社。

# 室町時代の美濃国の守護土岐氏守護代斎藤氏

・ (斎藤)道三は美濃国の守護代の斎藤氏を追放して斎藤氏を称し、美濃国を掌握した。

# 美濃国
「みの(三野・三乃・美濃)」は「みののくにのみやつこ」や「みのこくぞう」と読む「美濃国造」の本拠地とされる「本巣市見延(みのべ)」に由来する。「みのべ」とは、「水辺(みのべ)」のこと。【地名由来 飛騨・美濃 山内和幸 まつお出版】
・ 美濃(みの): 「み」は接頭語。「の」は「濃、野、奴、乃」で「野」のこと。「美濃」とは、「良い野原」のこと。【出典

# 美濃国(みののくに): 岐阜県。地名の由来は、各務野(かかみの)・青野・賀茂野(または大野)の3野あるゆえに三野と名づけられたとの説、真野(まぬ)の名義から転化したとの説、野は、大和の宇陀野、河内の交野(かたの)のごとく、禁野(天皇の狩野)の意で、天皇家の禁野があったので、美称して御野と称したとの説、道の左り(飛騨)・みぎり(美濃)の義とする説(南留別志)、美濃絹が上品であったので、ヨクコマヤカの義とする説、「万葉集」に「百小竹(ももしぬ)の三野(みぬ)王」とある「百小竹」は、三野の枕詞で、小竹はしなえの借訓で、しなえた多くの草でつくった簑から生じた地名とする説、小竹は文字どおり小竹(篠)で、篠の多く生えている三野であるとの説などがある。最近では、柳田国男が美濃・耳納・三納など、ミノと読む地名をあげ、これらは一方が山地で、わずかな高低のあることを意味した地名であるとし、島根県美濃郡、岡山県の三野県(みぬのあがた)などを例示した。当国本巣郡に美濃郷があり、本巣郡は、根尾(ねお)川両岸を占める山地丘陵地帯で、美濃国造の本拠とされているので、柳田説も捨てがたい。出典

■ 安八(あんぱち)郡: 「美濃国味蜂間(あはちま)郡」に由来する。「あはちま」は「泡(あわ)」+「ち(地)」+「ま(間)」が転じた物で、木曽三川が作った沖積平野の後背湿地を意味するが、「あわ」は「あば(暴)」が転じた物で、川の乱流を示すとも言われる。【地名由来 飛騨・美濃 山内和幸 まつお出版】
・ 安八郡(あんぱちぐん): 古代より美濃国にみられた郡名。長良川・揖斐川・杭瀬(くいぜ)川などが南流。水利の便がよい反面、古来洪水の害が絶えず、河道変更のために郡界がたびたび変わった。水害対策としての輪中は有名。【出典
・ 安八郡: 天武天皇元年六月壬午紀に「安八磨郡」(郡はのちの修飾か)とあるのが初見。大宝2年の御野国戸籍は「味蜂間郡」、「続日本紀和銅元年3月条は「安八郡」と書くが、和銅2年7月の弘福寺田畠流記帳にも「味蜂間郡」とみえる。この2字郡名は和銅6年5月以降か。【出典
・ 安八(あんぱち): 美濃国安八郡。古代の美濃国味蜂間(あはちま)郡で、「あはち」とは「荒廃した低湿地」を意味する。佳字により「安八」とした。【出典

■ 揖斐(いび)郡: 「美濃国大野郡伊備郷」に由来し、明治30年に池田郡と大野郡の一部があわさって設立。「いび・えび(海老)」は川の湾曲を表す。【地名由来 飛騨・美濃 山内和幸 まつお出版】

■ 恵那(えな)郡: 古代より美濃国にみられる郡名。古代では恵奈郡と書く。

■ 可児(かに)郡: 「かに」は「かね(曲)」が訛ったもので、大きく曲がりくねった可児川を意味するといわれますが、また「はに(粘土・赤土)」が訛ったものともいわれます。【地名由来 飛騨・美濃 山内和幸 まつお出版】
・ 可児(かに)郡: 古代より美濃の国にみられた郡名。郡名の由来は当地を開拓した可児氏にちなむという。【出典

■ 土岐郡(ときぐん): 「日本書紀天武天皇5年4月22日の条「美濃国礪杵郡」(用字などのちの修飾があるか)の紀臣訶佐麻呂の子を東国に移してその国の班田農民となすとの記事が初見。「日本後紀」「延喜式」「和名抄」は「土岐郡」と書く。【出典

■ 武儀(むぎ)郡: 岐阜県(旧美濃国)にみられた郡名。「むぎ」は「むけ(剥)」から転じたもので、「剥かれるような浸食地形」を表す。【地名由来 飛騨・美濃 山内和幸 まつお出版】

■ 席田(むしろだ)郡: 美濃国にあった郡名。「席田」は律令制による地方支配のため、尾張国からこの地に移り住んだ新羅系の渡来人の「席田君邇近(むしろだのきみじこん)」の名に由来する。【地名由来 飛騨・美濃 山内和幸 まつお出版】 

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