「ん」 | |
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■ 「ん」〜、「ん」で1冊本が書けるか
【ん−日本語最後の謎に挑む 山口謡司 新潮社】より
・ 江戸時代の国学者の本居宣長によると、「上古の日本語には(ん)が存在しなかった」。
・ 「ん」とは、新編大言海によると、「五十音ノ外ノ一種ノ仮名」である。また、「コノ仮名ノ声ハ、他ノ音ノ下ニツキテ、鼻に触れて撥ヌルガ如クシテ出ヅ」とある。
・ 群馬(ぐんま)は平安時代には「クルマ」と呼ばれたが、これは「ル」が「ン」に変化したものという。
・ 万葉仮名で「ん」はどう書いたか?古事記には「ん」がない。漢字の訓読みに「ん」はあるのか?
・ 「ん(ン)」は平安時代の始まる800年頃から次第に表記の必要性が感じられるようになり、平安時代の末期に音を表すための文字として姿をあらわした。
・ 文献上で「ン」という文字が初めて表れるのは、康平元年(1058年)に書かれた「法華経」と言われている。