転勤したら何を覚える? | |
【参考資料・文献】 | 【利用上の注意】 |
名字と地名のMenu | コラムのMenu |
名字の由来のTop | 地名の由来のTop |
スポンサーリンク |
スポンサーリンク |
■ 転勤したら何を覚える?
転勤をする職業は多いが、ここでは転勤が多そうな「営業マン」や「NHKのアナウンサー」あたりをイメージとして考えてみます。
転勤した際の重要ポイントの一つに、「その地域を知る」ということがあります。その地域の文化や風土、交通や産業などが代表的だと思いますが、それに加えて「名字や地名」の読みに慣れることも大事でしょう。
たとえば、営業マンが担当替えで新しい取引先に行って名刺交換をしたときに、大事な取引先の担当者の名字を読み間違えたり、会社のある住所を読み間違えたら、間違えられた方が気分を害する結果にもなりかねません。また、アナウンサーの方が名字や地名を読み間違えてもいけませんね。もちろん、「下読み」とかのセーフガードはあるんでしょうが、取材先でというケースもあるでしょうからね。ただ、地名はともかく名字については「おおまかな」傾向はありますが、「絶対」ということはありません。取引先の担当者から名刺をもらって読みに迷ったら、「〜読み(さん)でよろしいいのでしょうか?」と率直にお尋ねすればいいだけです。ただ、その担当者の方が、「自分の名字の読みはA」が当たり前だと思っている場合には、「なんだ、そんなのも読めないのか」と言われることもあるかもしれませんが。そもそも、名字の読みに地域性があるということをしらないと、こういうたずね方さえ思いつきません。
【例】
営業マン: 取引先から貰った「東海林」の名刺を見て、「『とうかいりん』読みでよろしいでしょうか?」
担当者: 「東海林は『とうかいりん』に決まってるじゃないか、他にどんな読みがあるんだ!プンプン」
※ これ、山形県内なら十分にあり得るかもしれません。
※ 以前に、北陸地方の方と話をしたときに、その方は「東海林が『とうかいりん』と読むのも知らなかったし、山形では多くはそう読むのも、もちろん知らなかった。」と言ってました。こういう例は全国に存在すると思いますよ。
次に地名ではどういう例があるだろう?山形県上山市だって、地元の人は慣れで「かみのやま」と読みますが、土地鑑のないひとは、「かみやま?」「うえやま?」と迷うかも知れません。
甲賀、米原、鳴子、江田島、有田、ちと読みに迷いますね。
転勤したら、その地域の名字や地名の読みに慣れる。これは結構大事なことかもしれません。