「金」の名字の由来
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※ 平安時代になると、朝廷に下った「和(にぎ)蝦夷」と、抵抗した「荒(あら)蝦夷」に分かれた。荒蝦夷は征夷大将軍討伐されて大和朝廷下に組み入れられた。これらの中の有力な氏族と言われるのが、東北地方のいわゆる「コン」一族である。「今」「金」「近」「根」「昆」「今野」「金野」「紺野」「昆野」「近野」「今埜」「今田」「根田」「近内」「今間」。

※ 「こんの」家の家紋

■ 金(きん、こん、かね)

【2022/01/11:改編】

# 漢字一文字苗字ランキング: 39位

# 秋田県、東京都、大阪府、北海道、神奈川県、岩手県、兵庫県などに多くみられ、特に秋田県には全国の約2割が分布する。

# 陸奥国気仙郡・磐井郡の古代豪族に金氏がいた。新羅からの渡来人という。安倍氏と並ぶ豪族で、前九年の役では安倍貞任方に川崎城主の金為行が、源頼義方に金為時の名が見える。室町時代、一族の多くは葛西氏に仕えた。【出典

# 江戸時代、弘前藩の重臣に金家がいた。【出典

# 富山県射水市高岡市付近では「かね」読み。

# 秋田県ではその約半数が秋田市や北秋田市にみられる。

# 岩手県ではその約半数が一関市にみられるほか、大船度市や陸前高田市盛岡市にみられる。

# 平安時代以降に岩手県南部に勢力をもった豪族安倍倉橋麻呂を遠祖とする。勢力内の金山から産出された金を朝廷に献上したことにより「金」姓をった。

# 金氏から出た名字に、「」「」「」「」「根田」「今田」「金野」「昆野」「今野」「紺野」「近野」「横山」などがある。

# 青森県の今家: 古代豪族の金氏の出。

# 「コン」姓

# 前九年の役と金氏

【苗字の歴史 豊田武 吉川弘文館】
# 金: 新羅国の金閼智(きんおち)の子孫を称する一族がある。日本国内では金氏を称し、奈良時代に武蔵国新羅郡(新座郡)に多数移り住んだ。金氏は九州にも移住し、また東北の岩手県で栄えた。金氏は阿部氏の一族ともいわれる。
・ 陸奥国の気仙郡・磐井郡の金氏は、丈部系の安倍氏が気仙郡の郡司になったときに金氏を賜った。

# 「金」のつく名字


■ 昆(こん)

【2022/01/11:改編】

東北地方に分布する「こん」系の名字の一つで、岩手県から青森県東部にかけて多くみられる。

# 東北地方の名字。代々、和賀氏に仕え、昆重勝は和賀氏の家老をつとめた。【出典

■ 今(こん)

【2022/10/18:改編】

# 漢字一文字苗字ランキング: 29位

# 今: 青森県、秋田県、山形県に多い。

# 青森県の名字。古代豪族の金氏の末流。青森市を中心に津軽地方一帯に多く見られる。【出典

# 青森県内では、上位30位以内。【出典

# 東北地方に分布する「こん」系の名字の一つで、青森県に多くみられ、「こん」読みの名字では一番多い。

# 青森県以外では、秋田市や山形県西置賜郡小国町、北海道函館市にも多くみられる。

# 青森県の今家 

# 「今」のつく名字

■  近(こん、ちか)

【2022/01/11:改編】

# 古代豪族の金氏の末裔。新潟県北部から秋田県にまとまってみられる。新潟県北蒲原郡黒川村や岩船郡関川村では上位10位以内。ほかに、秋田県平鹿郡十文字町などにも多く見られる。【出典

# 東北地方に分布する「こん」系の名字の一つで、新潟県北部から秋田県にかけて多くみられる。

# 新潟県の人によると「ちか」読みの方がおられるとか。

# 新潟県の「近」家

# 「近」のつく名字

■ 紺(こん)

【2013/11/22:新載】

東北地方に分布する「こん」系の名字の一つで、北陸地方から近畿地方にかけて分布し、特に富山県に多い。

# 富山県では射水市高岡市にみられる。

■ 昆野(こんの)

【2013/11/22:新載】

# 昆、昆野: 岩手県全域に多い。

# 東北地方に分布する「こん」系の名字の一つで、宮城県気仙沼市から岩手県北上市にかけて多くみられる。

■ 今野(こんの、いまの)

【2019/03/19:改編】

# 「丸に違い鷹の羽紋」「丸に木瓜紋」「対い鶴紋」「丸に下がり藤紋」【知っておきたい家紋と名字 別冊宝島】

# 今野: 青森県を除く各県に多くみられる。

# 東北地方に分布する「こん」系の名字の一つで、「こんの」読みの名字では一番多い。

# 宮城県北部から岩手県南部にかけてと、山形県北部から秋田県南部にかけて多くみられ、秋田県由利本荘市の旧岩城町では最多姓。

# 「今」のつく名字

■ 紺野(こんの)

【2013/11/22:新載】

# 紺野: 福島県、岩手県に多い。

# 東北地方に分布する「こん」系の名字の一つで、東北地方の太平洋側にみられる。

■ 根田(こんた、こんだ、ねだ)

【2013/11/22:新載】

# 東北地方に分布する「こん」系の名字の一つで、秋田市和歌山市に多くみられる。

# 和歌山県では「こんだ」読みが多い。

# 岩手県盛岡市や茨城県つくば市では「ねだ」と読む。

# 「田」のつく名字

# 「根」のつく名字

■ 今田(こんた、いまだ)

【2013/11/22:新載】

# 代表家紋

# 東北地方に分布する「こん」系の名字の一つ。

# 山形県の名字で、現在は近畿地方に多く「いまだ」と読むが、山形県では「こんた」と読む。

# 山形県の天童市新庄市、西村山郡河北町に多くみられる。

# 「いまだ」は新しく開墾した田を意味し、西日本に広くみられる。

# 備後の今田氏は備後国御調郡今田(広島県尾道市御調町今田)をルーツとし、桓武平氏千葉氏の一族。

# 岩国藩家老の今田家は安芸国山県郡今田(広島県山県郡北広島町今田)をルーツとし、清和源氏の出。

# 「田」のつく名字

# 「今」のつく名字

■ 近野(こんの)

【2013/05/17:新載】

# 2250位

# 全国に約6800人

# 清和源氏里見氏流などにみられる。

# 東北地方に分布する「こん」系の名字の一つで他に「今野」「金野」などがある。

# 山形県高畠町をはじめ置賜地方に多くみられる。

# 山形県:142位(約1500人)、秋田県:352位、福島県:453位など。【全国分布

# 主なルーツ地: 陸奥国津軽郡近野村をルーツとする。

# 「近」のつく名字

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